3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリで暮らしてきた3児の母からの欧州の風便り。長年の主婦生活で抱えていたいらいら&もやもやをコーチングがきっかけで払拭。一緒に「よい母親」より「幸せな母親」になりましょう。

母カフェParis☆11月の予定

こんにちは!

パリ在住3児の母、

母カフェParis☆のともこです。

 

お待たせしました。

11月の母カフェ☆日程をご紹介します。

先着順となりますので、お申込みメールをお待ちしていますね。

 

母カフェってなに??はこちら↓↓

 

tomo-rainbow.hatenablog.com

 

 

10月の参加した方からのご感想はこちら↓↓

tomo-rainbow.hatenablog.com

 

 

試行錯誤の母カフェ。

今月からの変更点が2つあります。

 

1つ目は、対象者について。

お子さんを託児所や幼稚園に預けていて、

当日子連れでない場合でも参加OKにしました。

お母さんだけでもおしゃべりや情報交換を楽しみましょう。

 

2つ目は、参加費。

参加費1ユーロでは申し訳ないと手土産をご持参される方が多く、

また、お子さんが遊んで寛げたり、おむつ替えできるのも有難いので

手ぶらで気軽に行けるように値上げしてほしいというお話がありました。

今月から3ユーロにしていますことご了承ください。

 

では改めまして以下詳細です。

 

 

◆対象

パリ近郊で乳幼児・未就学児(幼稚園児)を育児中のお母さんとそのお子さん。お母さんのみも可。または妊婦さん。

 

◆場所

パリ15区
※詳細はお問い合わせ時にメールにてご連絡

 
◆日時

11月9日(木)10:00-12:00
11月17日(金)10:00-12:00
11月28日(火)10:00-12:00


◆定員

各回5組

 

◆参加費

3ユーロ

※お茶菓子の差し入れは必要ありませんので手ぶらでどうぞ♪

 

◆持ち物

いつものお子さんとのお出かけセット(お子さんの飲食物含む)

 

◆申し込み方法

cafedesmamansinparis@gmail.com まで
ご自分のお名前、お子さんのお名前と年齢、パリ在住歴、
携帯電話番号、もし分かればどなたからのご紹介かを書いたメールをお送りください。(2回目以降の方は、ご希望日時のみで大丈夫です)
定員になり次第締め切らせていただきますね。

 

母カフェParis☆10月の参加者からのご感想

こんにちは!

パリ在住3児の母、

母カフェParisのともこです。

 

フランスは2週間の秋休みの真っただ中。

夫は仕事なので3児と過ごす毎日です。

託児所だけは開いてくれているので、

たまに末っ子だけいなくなるという不思議な2週間。

 

予定を詰めないと!!

こどもをどこかへ連れて行かないと!!という思い込みは捨てて(笑)

朝ゆっくり寝たり、ご近所のお子さんと遊んだり、

ゆったりと過ごしています。

 

さて、先月から始まりました

パリで育児中のお母さんが集まってしゃべる『母カフェParis☆』

おかげさまで計11組の親子連れでにぎわいました。

1回目の様子はこちら参照。 

tomo-rainbow.hatenablog.com

 

 

参加者の方からうれしい声をいただきましたので、

いくつか紹介させてください。

こんな声いただいたら母カフェを続けていくことに勇気が出ます^^

思いきって来てくださった方、本当にありがとうございました!

またお待ちしていますよ~

 

 

★1才半の男の子の母、Aさん

子どもを子供同士遊ばせられてのママ会は最高に有意義なものでした(^-^)

母は偉大!誇らしく感じながら、また明日からも育児に励みます。 

 

★2歳の男の子他3児の母、Aさん

すごく楽しくて、時間があっという間に過ぎました。
異国で育児に奮闘する同士、悩みやグチを共有できて、みなさん頑張ってるんだなー!私も頑張ろう!と思えました。慌ただしい毎日ですが、母が日々を楽しんで笑顔でいることが子供達にも家庭円満にも何より重要ですよね。忙しい夫との関係を良好にするためにも、こうして息抜きをするのって、本当に大切!!美味しいコーヒーにお茶菓子、素晴らしい眺めに加え、子供はのびのび遊ばせていただけで、最高のカフェでした!またみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。ともこさんのママカフェの輪がますます広がりますように!

 

★2歳と生後1か月の男の子の母、Yさん

皆さんとすごく楽しい一時を過ごすことができましたし、何よりちょっと本当に
息が詰まっていてどうしようかと思っていたので、すごーく息抜きになりました!
同じような悩みや不安を話せたこと、共感し合えたり笑い合えたりしたことで
今日は今日とてイヤイヤする息子&泣き続けるべべとも、前向きに穏やかに向き合うことができています。(中略)お部屋からの景色は想像以上で、まさに眼福◎
私もパリを楽しもう!と決意を新たにしました 笑
素敵なカフェを主催していただいたことに感謝です。
また皆さんに会えるのを楽しみにしています。

 

 

読んでいてまたまたうれしい♪

集まったお母さんたちに共通しているのは、

 

「母」であり、

「異国育児中」であり、

「いろいろありつつも、よりよく生きたい」と願う前向きな女性たちだってこと。

 

みなさんお一人お一人が<それぞれのストーリー>をお持ちで、

話を聞きながら、それぞれの方の<母という以外の魅力>も見えてきて、

なんだかワクワクしてしまう私です。

いろいろなことができるのじゃないのかなあって。

 

母カフェParis☆

子どものお世話をしばし忘れてリフレッシュする場、

おしゃべりしながらじぶんの心を整理していく場、として使ってくださいね。

そして一緒に母カフェParisを盛り上げる仲間になってください^^

 

11月の母カフェParis☆は3回実施予定です。

詳細はこのあとすぐアップしますね。

 

母カフェParis☆はじまりました

先週12日、我が家にて、

第1回「母カフェParis」が無事開催されました!

(息子の体調不良が重ならずホッとしまくりました!!)

 

続々と集合する母子。

お母さんたちは、景色に「うわーーー!」

お子さんたちは、入口で部屋の様子を伺ったり、

はたまたジャングルジムやミニキッチンに突進したり。

 

受付にて、お名前確認と1ユーロを頂戴し、

2日ほど前にひらめいた卓上ネームプレートに

お名前や最近のお悩み事を書いてもらいました。

 

今回はなんと生後一か月の赤ちゃんもいて、

それだけでもすでに和やかムード。

私も抱かせてもらいました♪は~かわいい~♪

当たり前だけど、みんな経験者だから抱き方がうまい(笑)

 

お茶も入り、スタート♪

皆さんの笑顔で、私もリラックスして始められました。

 

興味深かったのは、私も含め多くのお母さんが

最近の課題として

 

<夫とのコミュニケーション>

 

とあげてらしたこと。

家の中に唯一いる、

でも結構忙しくて結構いない大人の話し相手。夫。

そのひととのパートナシップがいかに

妊娠中、育児中の妻にとって大切なものなのか再認識しました。

 

夫からの「おつかれ」というねぎらい、

夫からの「大変だったね」という共感、

夫がよーしよしと背中をさすってくれるだけで、

どんなに癒されるはずだろうと。。。。

みんなで遠い目。。。

 

子どもと遊んでもらうのも、

家事やってもらうのも有難いけど、

一番妻が欲しているのは、

夫との心の通ったコミュニケーション。

そんなコミュニケーションがあれば、

一人じゃないんだなってパワー充電されるんです。

 

そうだそうだ!の大合唱。

(え?この場所こわいですか?笑)

 

でも、不満大会じゃなかったんですよ。

色々な視点が出ました。

 

夫だって異国で仕事するストレスを抱えているのだろうとか。

<仕事をする責任感>という愛はあるけど、

ラテンの人みたいにナチュラルな愛情表現ができないだけだろう、とか。

産後の母親、幼子育児中の母親が

どうしてこんなにイライラしてしまうものなのか想像できないのだろう、とか。

(妻の産後の心身の変化、睡眠不足のつらさ、授乳のしんどさ・・・)

じゃあ、こうしたらどうか?ああしたらどうか?

国際結婚カップルの事例。エトセトラ。

 

それにしても、出てくる出てくる逸話たち。

みんなネタの宝庫です(笑)

つらいことも共感し合ううちに笑えてくる。

最後に最高に面白いご主人の珍言?が登場し、一同大爆笑。

いやー笑った笑った。

 

お母さんがゆるんでると、

子どももゆるみます。

 

最後にママたちにお茶タイムをくれた子どもたちに読み聞かせ。

みんなの目がきらきらで、うれしくて我が子に読むよりもっと力入る(笑)

「もういっかーい!」

アンコールいただき2回読んでお開き。

 

あっという間の2時間でした。

 

次回10月19日(木)はもう満席ですが、

11月の日程も近々出しますので、

お近くの方、ぜひおしゃべりしに遊びにいらしてくださいね。

 

陽気な運転手ルディさんの涙

夏休み明けて新学期から、

こどもたちの通学バスの運転手さんが

ポルトガル人のルディさんに替わった。

 

学校が契約しているタクシー会社の運転手さんたちの顔ぶれは

大体把握しているが、彼のことは一度も見たことがなかった。

新しく契約した人なのかな?

 

若く髪型はいつもびしっと決まっている。

濃い眉毛と濃い目もと。

ディズニー映画のように大きな口でニカッ!っと笑う。

 

担当になって最初の朝に、

親と挨拶し握手するのは大抵誰もがすることだが、

彼の場合、親との握手は最初だけではなかった。

毎朝なのだ。

 

ボンジュールマダム! でがっしり握手。ニカッ!!

 

あくる日も 

 

ボンジュールマダム! でがっしり握手。ニカッ!!

 

来る日も来る日も 

 

ボンジュールマダム!ニカッ!!

 

どの親とも目と目を合わせてしっかり握手。

こんなことは初めてだった。

お子さんお預かりしますぜ!っていう気合がストレートに感じられる。

もしかしたら新しい職場ではりきっているのかな?

やる気にあふれ初々しい感じ。

なにより朝からすごく楽しそうなのだ。

 

これまで何人もの運転手さんに出会ってきたが、

こんなに楽しそうにしている人には初めて会った。

 

で、多分、彼が一番こどもに人気。

いつも私の腕の中で姉兄に手を振っている末っ子のことも、

スルーすることはない。

くすぐったり、変顔して笑わせようとしたり、とにかくいじる。

(スペイン暮らしを思い出した。ポルトガル出身と聞いて納得)

 

最初は無視していた末っ子も、

そのうち今日もくるな~♪と楽しみにするようになった。

出発前、ルディさんが運転席に乗り込むと、

窓を下ろしてくれるのを分かってて、

末っ子は両手をぶんぶん振って、盛大に見送るのが恒例だった。

 

乗っているこどもたちの名前も早々に覚え、

乗り込むときになんだかんだと話しかける。

 

そして おやおや??

そのうち子どもたちが、手にコテコテのお菓子を持って

バスから降りてくるようになった。

 

だれから??

え?ルディさん。お菓子の袋車置いてあるんだよ!

 

学校に持っていくスナックもヘルシーなものを、と言われているのに

運転手さんからバンバンふりまかれる魅惑のお菓子・・・苦笑

子ども同士でじゃんけんするのかなんなのか、

すごく盛り上がって降りてくる。

こんなに一体感のあるバスが今まであっただろうか。

 

また、用事があって学校へ親が直接迎えに行く場合は、

バスをキャンセルすることになるのだが、

ある雨の日に、学校からこどもたちと出ようとしたら、

まさに学校を出ようとしているバンから彼が大きく顔を出して、

「乗せてあげる!!」

と叫んでいる。

 

いやいや・・親は乗ってはいけないルールだし。

 

「いいよいいよ乗りなよ!」

 

いやいや。大丈夫!!

こっちはこっちで帰るからいいよ!

 

そんなやりとりを遠いながらして。

 

彼は多分そういうルールも知らないんだな。

でもいい人だった。

 

 

お別れは突然やってきた。

金曜日の朝にはいつものように

ボンジュールマダム!ニカッ!!だったのに、

夕方、バスから降りるなり、娘がものすごい勢いで言った。

 

「ルディさん今日で最後なんだって!」

 

見ると、続いて降りてきた韓国の女の子がしくしくと泣いている。

 

そして、こどもたちの荷物を下ろしたルディさんは目が真っ赤。

 

「ムシュー、あなたここを去るの?」

 

彼は嗚咽を抑えながら無言で何度もうなずいた。

 

「なにがあったの?」

 

「ポルトガルで問題があって・・・帰ることになった・・・」

 

何かを察することができた。

ご家族に何かがあったのだろう。

 

「さみしくなるわ」

 

真っ赤な目でいる彼の背中をさすってあげたかったが、

できなかった。

 

「ねえ、写真を撮りましょう」

 

その日、息子2人ともいなかったことが悔やまれた。

大好きだったから。

 

運転席に戻る前に、助手席から何やら取り出して、

私にくれた。

息子2人へのコテコテのチョコレートだった。

 

韓国のお母さんが

「パリへは戻るの?」と聞いた。

 

「ジュヌセパ」(わからない)と苦笑いした。

 

 

運転席に戻る背中に、何か言いたくなって、

 

 Good luck! 

 Stay strong!!

 

と声をかけた。

背中のまま大きく何度もうなずいた彼はこらえきれなくなり、

ハンドルに突っ伏して号泣していた。

 

 

詳しいことは分からない。

何かがあって、明日ポルトガルに帰らなければならなくなったってこと。

パリへ夢もあって来ていたのだろうな。

 

たった一か月だったが、

彼の憎めないピュアで陽気な仕事ぶりが思い出され、

もらい泣きしてしまう。

 

出会いと別れ。 

ルディさんのことを子どもたちは絶対忘れないだろう。

 

 

iPhoneの中のルディさんは

目がうさぎのように真っ赤だけれど、

いつものように思いっきりニカッ!!と笑っている。

母カフェParis☆まもなく開店します

こんにちは。

パリ在住3児の母、tomokoです。

 

今日は珍しく、というか初めてのお知らせです。

パリで育児中のお母さん方の集まる場所

 ☆☆☆母カフェParis☆☆☆

をスタートします!

 

決めてからつくづく分かったんですが、

私ずっとつくりたかったんです。こういう場を。

 

まだ幼い子どもを24時間体制で育てている

お母さんたちが集まっておしゃべりする場所。 

 

子連れでも気楽な場所。

リフレッシュできる場所。

元気をもらえる場所。

ちょっと知恵をもらえる場所。

 

幼子を育てているころ、

我が子以外の大人と話すことが

どんなに楽しかったでしょう。

 

ささやかな悩みを話しながらも

大笑いすることが

どんなに明日へのパワーになったことでしょう。 

 

日本でもバルセロナでもロンドンでも

たくさんのママ友と出会い、話し、

共に笑い、時に涙してきました。

 

お友達という関係を超えて、

とにかく育児真っただ中のお母さん方をサポートするには、

「場」をつくること。

それが今の私にできることかなと思いました。

 

だって女性はとにかくおしゃべりしたいんです(笑)

そう私も(笑) 

 

そういえば、、、

パリはどこもかしこもカフェだらけ。

そして、パリジャン&パリジェンヌが

小さいカフェ一杯で延々と話しこんでいます。

 

そう!日本人ママンだってカフェしようじゃないの。

 

 

ちなみに、母カフェの開催場所は我が家です。

 

実は、この家を不動産屋さんと訪れたとき

この部屋から見えるあまりの景色に、

家族全員目を丸くして、感嘆の声をあげました。

 

エッフェル塔が目の前にどどーんと!!

そして、なんということでしょう。

高層のためパリの主要観光地ほぼ見えます。。。はい。

  

同じ建物でも、向きが違えば景色は違ったわけで。

こんなにスペシャルな部屋に縁をもらえたということは、

なにかにこの場所を使いなさいってことだなとずっと思っていました。

 

これまでも沢山の友人や会社の方々に来てもらって

昼も夜も景色を堪能してもらいましたが、

私が今お呼びしたいのは、

異国での育児に奮闘しているお母さんたち。

 

忙しい夫、

母子だけの時間が長くなりすぎる育児、

異国における各種ストレスや不安、

初めての育児だったらより悩むこともあるでしょう。

いや、二人目だってそれはそれでいらいらすることもあるでしょう。

渡仏することで仕事をやめることになり、

初めて専業主婦になってとまどっている人もいるでしょう。

妊婦さんで体の変化にこれからの出産にとまどっている人もいるでしょう。

 

そんな時、女性は女性同士語り合い、

支え合うことができると思うのです。

 

子どもを安心して床に置いて(これは外のカフェではできない・・) 

パリの景色を見ながら、ゆーっくりお茶を飲んで、

おしゃべりしてほしかったのです。

 

お母さん同士がしゃべれば共感の嵐吹き荒れること間違いなし。

そして、励ましをもらえたり、

経験者に情報や知恵をもらえることもあるでしょう。

 

みんながそれぞれ違う経験をもっているから

みんなが誰かの役に立てると思うのです。 

 

さあ、どなたか来てくださるでしょうか。

もし、パリにお住まいの方がいらしたら、

そして育児中のお母さんがいらしたらご紹介下さるとうれしいです。

(ひとまず今月分の予定のみ書きます) 

 

◆対象

乳幼児、未就学児を育児中のお母さんとお子さん。または妊婦さん。

 

◆場所

パリ15区

※詳細はお申込み受付時にメールにてご連絡。

 

◆日時

10月12日(木)10:00-12:00

10月19日(木)10:00-12:00

 

◆定員

各回6名

 

◆参加費

お茶代として1ユーロ

 

◆持ち物

いつものお子さんとのお出かけセット

 

◆申し込み方法

cafedesmamansinparis@gmail.com まで

ご自分のお名前、お子さんのお名前と年齢、パリ在住歴、

携帯電話番号、もし分かればどなたからのご紹介かを書いたメールをお送りください。

(定員になり次第締め切らせていただきますね)

NYのマグを持ちたたずむパリジェンヌを見たとき思ったこと

夫の転勤でバルセロナに住むことになり、

その後、思いがけず、ロンドン、パリと

転々とすることとなった我が家。

 

バルセロナ、ロンドン、パリ。

 

へ??

どこかの旅行会社に「欧州三都物語」とかって

名づけられそうな行き先ばかりである。

名前がもつ華やかさったらない。

 

 

バルセロナに引っ越すと言ったら

「いいなあ!今まで旅行した中で一番好きな街だよ」 

と友人は応援してくれた。 

 

 家族旅行でローマに行ったら

「バルセロナから来たの?明るくてビーチがあって、

   あんなにファンタスティコな場所はないよ!」 

とローマの運転手さんは言った。

 

ロンドンへ引越すことになったと言ったら、 

「うらやましい!ここだけの話、私はロンドンが大好きなのよ!」

とスペイン人の友人は言った。

 

パリへ引っ越すことになったと言ったら、 

「PARIS!!!!」

と隣のロンドン婦人は絶叫した。 

 

 

そして、パリにやってきた。

 

ビストロの店先で、タバコを吸っている女性店員さんが

こう書いてあるマグカップを持っていた。

 

  

 

I♡NY

 

 

 

 

 

 

!!!!!!

 

 

 

 

 

そうか、どこに住んでいたって

どこか遠くに憧れるものなんだな。

ここではない、どこかに。

 

 

夏に旅行した南仏の宿には、

ハーレーダビッドソンの額縁が恭しくかけてあったっけ。

 

エレベーターで会ったフランス人に日本人だと言ったら、

「トーキョーって最高にクールだよね」

と熱く言われたこともある。

 

 

 

つまり、、、

 

エッフェル塔も素敵だけど、

コロッセオも、

ビックベンも、

五重塔も、

みんな素敵ってこと。

 

 

マカロンも素敵かもだけど、

スコーンも、

人形焼きも、

アメージングだってこと。

 

 

遠くへの憧れは

人やものを移動させ、インスピレーションを交換し、

新しい文化も形作られてきた。

 

 

でも、ふと思う。

ここだっていいじゃん、と。

 

 

小さい頃から色々な町を転々としてきた。 

そもそも町がじぶんを幸せにしてくれるのだろうか?

 

それは違うと思う。

そこで楽しく暮らそうと覚悟を決めるから楽しくなってくるのだ。

 

 

もし町が幸せを保証してくれるなら、

世界の人が憧れるというパリにいる人は

全員幸せってことになる。

そうは見えない人もいっぱいいる。

 

かくいう私もパリに来た最初の冬は

最高に落ち込んでいた。

家の窓からエッフェル塔が見えたって、

空虚な気持ちがさらに空虚になるだけだった。

 

 

本当の幸せとは

「住む場所でも、持ってるものでも決まらない」

とはっきりわかった。

 

どれだけ心が豊かに、心満たされて

生きていくかということ。

揺れながらも、ゆるぎない世界を

じぶんの心につくれるかということ。

 

地に足を付けて、感覚を開いて、

< いまここ > を感じたとき、

人は誰でも幸せになりえると思う。

 

感じられる心さえあれば、

大切なものはぜんぶ < ここ > にある。 

そんな気がする。

パリジェンヌマラソンに参加してみたら3

スタートしたらパリの石畳を走る。

普段車でしか通れない道を走るのはすこぶる気持ちがいい。

ど真ん中を走ると、景色も違って見える。

左右には並木道。

もう完全に夏は終わって、結構色づき始めている。

ああ、ロンドン時代のご近所のたっぷりの秋の落ち葉が懐かしい。

 

そうこうしているうちにアルマ橋。

今日は車道を走るから、地上ではなく、地下のトンネルに潜る。

 

そのトンネルはまさに

先日20周忌を迎えたダイアナ妃が亡くなった現場。

 

幼心にきれいだなあと思っていたダイアナさん。

大学一年生の夏休み、サークル活動していたら、

同級生が到着するや「ダイアナさんが死んだんだって!」

と教えてくれ衝撃を受けたこと。

大学の卒業旅行でロンドンに立ち寄った際に、

ダイアナさんの輝く笑顔のポストカードを買ったこと、

ロンドン駐在時代、ケンジントン宮殿の

メモリアルプレイグラウンドでこどもを遊ばせ

そこの古い時計台に Time Flies と書いてあって、

育児疲れだった私に何かを教えてくれたことなど思い出しつつ、

2人の子どもを残し逝った女性の冥福を祈ってトンネルを走る。

 

そこから華やかなグランパレを過ぎ、しばらく行くと、

コンコルド広場の中心にそびえるオベリスクが見える。

真正面に見たのは初めて。

コンコルドといえばマリーアントワネット最期の場所だよねえ。

 

沿道には、おそらくママが走っているから応援に来た、

というような父子がいっぱい。

段ボールに「ママがんばって!」と書いてある。

ママやおばあちゃんたちが

自分の家族のもとへ寄って手を振っている。

 

そして、沿道には絶えず、音楽が。

吹奏楽やサンバや、和太鼓の演奏も!

打楽器って元気出ます。 

 

面白いのは、走っている人が演奏グループへ吸い込まれていって、

一緒に踊り出すことがあること。

あ、タイムとかじゃないのね。

止まらないまでも、演奏している人たちに向かって

ランナーがさかんに拍手を送っていたり。

もう走るのなんかあきらめて普通におしゃべりしながら歩いている人も結構いる。

まさに自由。

なんかいいね。

 

そして、パリで一番ゴージャスな橋、アレクサンドル三世橋の奥に、

ナポレオンが眠るアンバリッドのドームがどどーんと目に飛び込んできたとき、

思わず息をのんだ。う、美しい・・・

 

iPhoneをウエストポーチに入れていたが、写真撮る余裕がなかった。

が、

ここだけは取りたいと揺れながらカシャ!

空は厚い雲に覆われて、相変わらずのグレーっぷりだったが、

橋の上の黄金の女神たちはしっかり輝いていた。

 

待ち時間にしゃべりすぎて喉カラっカラの私は、

給水所を心待ちにしていた。

紙コップに向かって突進。手をつっこむ。

持ったはいいが、走りながら飲むのがこんなに難しかったとは。

半分以上口の両脇にこぼれたね( 一一)

 

でもうるおった。

 

角を曲がるとき、赤いトレーナーのお兄ちゃんたちから

「アレ(行け)!トーキョー!」と聞こえてくる。

 

ん??もしや私?

 

振り返ると彼らとばっちし目が合って応援されていた。

パリジェンヌになろうと思ったら、トーキョーって(笑)

 

次は、息子くらいの男の子が2人。

意を決したように手を出してきた。

ボーイズとハイタッチ。

うれしいなあ。元気出るなあ。

 

うん。一人で走るときと全然違う。

まだ〇キロ?じゃなく、もう〇キロ?って思えるくらい、

やっぱり応援されると元気出る。

楽しい!

 

最後のトンネルは真っ暗にカラフルな照明でディスコ状態!

トンネル内にもいた!マイクパフォーマンスのおじさん。

走るパリジェンヌとハイタッチして盛り上げる。

完全ディスコ状態のトンネル内では、セクシーに踊るランナー多発。

いいねラテン。

自由ね。

 

ゴールを目前に娘を発見!

「おかあさん!これ食べて!」とクッキーをパスしてくれる。

たぶん、スタート前に「もうお腹すいた・・」と夫にメールしたからだ(笑)

 

「ありがとう!」

うん、でも、口の中ぱさぱさで食べれない(笑)

娘の愛はいっぱいで。

 

もう終わっちゃうのか。

クッキー持ってゴール!

 

いやー楽しかった!!

まだ行けそう。なんて。

 

娘に会う前にクッキーをほおばる。

遠くに見える息子もうれしそうにぴょんぴょんしている。

母さんがんばったよー!

 

ん?そんな状況って過去にあっただろうか。

お母さんが応援されてるって。

あ、出産のときか。

いや、こどもは見てないか。

お母さん日々色々とやってるんだけどね。

たまには、お母さんに「ザ出番」あるのもいいもんです。

 

ゴールして通路を進むと、メダルや首飾りをくれたり、

水をくれたり、菓子パンくれたり、薔薇までくれたり。

みんなが「おめでとう!」と言ってくれて。

なんかいいことした気分。

 

通路からやっと出れて家族と合流。

寒い中、ありがとうね。

 

帰り道、あたりのビストロやカフェは

ランニングウェアのパリジェンヌで埋まっていた。

 

ネイルして、おしゃれして、適当に並んで、

走って、踊って、歩いて、カフェへ戻る。

 

みんな気楽に、思い思いに楽しんでいた

パリジェンヌマラソン。

悲壮感とは無縁のこの気楽さがなんともいい。

 

運動音痴の三児の母もとっても楽しめました。

誘ってくれたNさん。本当にありがとう!!!

パリジェンヌマラソンに参加してみたら2

大会前日にゼッケンをもらいに行った時も、

エッフェル塔のふもとの大会のためのビラージュ(村)は

えらい騒ぎで。

 

ステージ上ではサンバのリズムでダンスレッスン。

小雨の中、みんな踊りまくってました。

 

テントでエントリー用紙とお医者さんの診断書を渡し、

ゼッケンや協賛グッズの入ったピンクのバッグをもらう。

 

ひとが群がっている壁を見ると、

なんと参加者の名前が石碑のようにびっしり書かれている!!

AーZ順だから子ども達が私の名前を喜んで探すさがす(笑)

 

あった!!!

 

本人より盛り上がるこどもたちと記念写真♪

偉人になった気分(笑)

 

 

当日は、朝食食べて、柔軟して、

バナナ持って出発!

 

誘ってくれたママと早朝のパリを歩く。

エッフェル塔前はすでに巨大画面にDJブース、コースの準備がされている。

例年通りだと、参加者は3万人弱?

女性ばっかり!!

普段こんなにパリで走ってる女性いるっけ?

もしかして走らない人もイベントとして参加しているのかな?

 

フラダンスのような恰好をした団体さん、

勤めているお店のロゴで合わせている若い子たち、

花嫁さんのベールをかぶった真っ赤なネイルのおばあちゃんたち、

スカーフを頭にかわいく巻いている学生さん、

見ていて飽きない。

 

想定タイムの早い遅いで

出発時間が色別に3グループに分かれているのだが、

さすがフランス。全然時間通りじゃない。

 

一番遅いグループで登録した私たちは、

かなり待つこととなった。おしゃべりタイム。

もし一人で参加していたら待ち時間きつかったよね!ってお互いに。

 

スタート付近で3児と待機中の夫からは「いまどこ」メールが頻繁に。

うーむ、まだ到底先だなあ。

3人と待つのも大変だよねえ。

おむつを取ったばかりの末っ子のトイレ事情も気になったり。

 

出発場所まで進む長い列には、あれ?あれ?

先に行くべきピンクグループの人も混じっていて、

「ピンク先に行ってー」と叫ぶ人や

「わたしピンクなんですー」と手首のピンクバンドを突き上げて、

我々みどり集団の中を突き進む人が多発。

日本での大会を知らないけれどなんかこの適当さがフランスっぽいよなあ。

 

ようやくエッフェル塔正面の橋まで来た。

あとは橋を渡り切ったところにあるスタート地点へ。

でも、ひとグループずつ時間を空けて出発だから、ここからも長い。

正面ステージでは大音響の音楽生演奏とマイクパフォーマンス。

 

この日は9月初旬というのに

20度切ってかなり肌寒かったので、

最後の待ち時間は日本人であることも忘れてサンバのリズムで踊る(笑)

迷ったけど、上着持ってきといてよかった!

 

ようやくスタートライン。

早く走りたい!寒いから(笑)

 

メールもらっていた位置に、夫と娘の存在を認識し、

まずはそこへ向かって出発!

寒空で待ちくたびれた末っ子はパパの肩車で文字通りかたまっていた(笑)

お姉ちゃんと息子にハイタッチ!いってくるねー!!

 

いつも子どもを見送っているから、

たまには子どもに見送られるのも悪くない。

 

走り出したら上着は暑くてすぐ腰に巻いた。