3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリで暮らしてきた3児の母からの欧州の風便り。長年の主婦生活で抱えていたいらいら&もやもやをコーチングがきっかけで払拭。あなたはあなたのままでいい。みんなちがってみんないい。一緒に「よい母親」より「幸せな母親」になりましょう。

産院から退院するときの気持ち

一番上の娘を産んで退院する日のために

妄想していたこと。

それは、夏らしいワンピースを着て爽やかに

病院のロビーで我が子と写真におさまる光景。

 

 

 

出産をがんばるために、

その妄想のために、

出産直前、私は退院用のブルーのコットンワンピースを

買っておいたのだ。

 

 

 

ところが・・・・

 

 

 

出産してみてびっくり。

思った以上にお腹が引っ込まないじゃないか!!!!

 

 

 

がびーん。

 

 

 

さすがの私もウエストがすぐ元通りになるとは思っていなかった。

なので、胸のすぐ下で切り替えがあるAラインのタイプを買っておいたのだ。

産後だったらこの形なら入るでしょう♫と。

 

 

 

が、しかし。

全然ダメだった。

 

 

 

アンダーバストが全然違う、、、

胴体が全体的に広がってる~

上半身の厚みでワンピースのチャックは

うんともすんんとも上がらない。

 

 

 

せっかく買ったのに涙。

今日、何着りゃいいんだ?

カバンの中には、入院時に着ていたマタニティ服しかない。

 

 

 

はい。

5日前に元通り♫(笑)

 

 

 

無印のジャージー素材のマタニティスカート。

あれはすばらしかった。

お腹がくしゃっと凹んだ分、だぶついてはいるが、

上にフワっとしたコットンシャツを着たら、

まるで普通の服みたい。

 

 

 

まいっか。

 

 

 

退院手続きを終えて、新生児室に娘を迎えにいく。

沐浴とか授乳とか教えてくれた助産師さんたちが

渡しておいた退院服を着せてくれた。

 

 

 

さあ、我が子を外へ連れていける!

今日から家族で暮らすのだ(実家だけど)。

その日の天気と同じように、

とっても晴れやかな気持ちで娘を受け取りに行ったのに、

 

 

 

「退院おめでとうございます!」

の言葉とともに

ずしっと重たい我が子を抱いたら、

「ううう・・・・」

涙腺崩壊。

 

 

 

うれしいのになんで泣いてるんだ?私。

 

 

 

「今日から助産師さんたちに色々聞けないんだ・・・」

「この子の命は私にかかってるんだ・・・」

「みんなこうやって卒業するのかな・・がんばらなきゃ」

 

 

 

母となった感動以上に、

とてつもない心細さがドバーっとおそってきて、

よく分からない涙が出てくる。

 

 

「人間育てる」って

こんな重大ミッションを託されたのに、

こんなあっさりお別れって・・・ひどい涙(本心)

股の傷も痛いよお・・・

ちゃんと育てられるかな・・・いややるしかない!

 

 

 

何泣いてるの?

夫は笑った。

 

 

 

いろんな感情だよーーーーー

 

 

 

こうして、ゆめの青いワンピースは

小さくカバンに押し込まれ、

赤い目で泣き笑いしている私は、

入院した時のマタニティ姿で娘と写真に納まった。

 

 

 

 

ーーーはじめてのお産1-4はこちら↓↓

tomo-rainbow.hatenablog.com