3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリで暮らしてきた3児の母からの欧州の風便り。長年の主婦生活で抱えていたいらいら&もやもやをコーチングがきっかけで払拭。あなたはあなたのままでいい。みんなちがってみんないい。一緒に「よい母親」より「幸せな母親」になりましょう。

母カフェParis☆6月の予定

みなさん、おはようございます。

パリで育児中のお母さんのための座談会カフェ

母カフェParis☆のともこです。

 

ここのところパリは

晴れたり雷雨がきたり、

暑かったり寒かったり目まぐるしいお天気ですね。

体調崩している方いませんか?

 

ってうちなんですが(笑)

長男は鼻水からの中耳炎が治ったところ、

末っ子は鼻水からの咳をこじらせて少し発熱。

現地校休ませたところ、いつも家ではしない昼寝を4時間半もし、

(上の子のお迎えのために起こしたので、もっと放っておけば寝たかも・・)

 

その泥のように、

ベッドにすいこまれるように、爆睡する姿は、

「おお・・今まさに回復してるんだね・・」

という感じでした。

子どもが元気になるとホッとするしうれしいですね!

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、

来月の母カフェ日程をお知らせします。

通常の座談会を3回、母カフェ講座を1回実施しますね。

↓↓ 

 

★いつもの母カフェ☆座談会

日時:6月4日(月)10:00-12:00※満席

   6月21日(木)10:00-12:00※残席1

   6月26日(火)10:00-12:00 ※満席

対象者:パリで小学生以下のお子さんを育児中のお母さん。または妊婦さん。

    子連れ大歓迎です!

場所:パリ15区(詳細はお申込み後にご連絡します)

参加費:1組3ユーロ(お茶代として)

定員:各回5組

持ち物:乳幼児をお連れの場合はおむつなどいつもの外出セット

   (ベビーカーで来ていただいて構いません)

 

 

★母カフェ☆講座「カラーセラピー編」 ※満席

日時:6月12日(火)10:30-12:30 

場所:パリ15区(詳細はお問合せください)

対象者: 一度でも母カフェ座談会に参加したことのある方

参加費:1組18ユーロ(お茶代込み)

講師: オーラソーマカラーセラピストで2児のママゆきのこさん

内容:カラーセラピーとは?/カラーリーディングによる公開プチコンサルテーション

   「色彩の持つ効果を知り、じぶんの選んだ色彩から<わたし>を知ろう」

定員:5組

 

 

いずれも、お申し込みはcafedesmamansinparis@gmail.comまで。

ご本人のお名前、お子さん連れの場合はお子さんの年齢(月齢)、ご希望日、携帯番号、初めての方はどなたからのご紹介かをお書きになって、お申込みください。先着順ですので、こちらから参加可否をご連絡いたします。

 

 

母カフェってなあに?↓↓

 

tomo-rainbow.hatenablog.com

 

母カフェの予約について☆

パリで育児中のお母さんが集まる座談会カフェ

母カフェParis☆のともこです。

 

 

昨年、10月から始めました母カフェ。

これまで気ままに日程を配信しご予約を受けてきましたが、

これから毎月25日に翌月の日程をお知らせすることにしました。

 

気候のよさと認知度の高まりか、

ここのところ、あっという間に予約が入る状況です。

参加できなかったみなさまごめんなさい!

 

一度でも参加されたことのある方、

事前にお問合せくださった方には、

いただいたアドレスにメールでも同日にお知らせします。

 

また、参加者によるFacebookの非公開コミュニティにご参加の皆さま、

同日にブログをシェアする形でお知らせいたしますね。

 

 

 

通常の母カフェ(座談会)は、

限られた時間で、互いの話をしっかり聞けるよう

定員5組✖月数回の開催。

 

申し込めない方がいらっしゃるのは申し訳ないのですが、

これから回数を少し増やすことや、気候のよいときには

公園などでの開催も企画したいと思います。

 

あと。

母カフェに参加してくださった方だけにご案内している

Facebookの非公開コミュニティがあるのですが、

ここでもいろいろな情報交換やコミュニケーションが可能です。

なにかつぶやきたくなったら、つぶやく。

聞きたいことを聞いてみる。

そんな場所にますます慣れたら

【オンライン母カフェ】のような機能も果たせるかなと思っていますよ♪

 

母カフェの輪が広がっていてうれしいです。

みんなで楽しくすすんでいきましょう。

(お問い合わせはcafedesmamansinparis@gmail.comまで)

 

 

★母カフェってなあに?↓↓

tomo-rainbow.hatenablog.com

 

母カフェParis☆5月の予定

こんにちは。

パリで育児中のお母さんのための子連れ座談会カフェ

母カフェ☆Parisのともこです。

 

あっという間にもうすぐ5月。

ここ最近、一気に気温も上がり、明るくなったパリの空。

細~い枝だけだった寒々しい街路樹にも新緑が。

まだまだ肌寒い日も多いですが、

それでも青い空と太陽の日差しのありがたいこと!

 

余談:長い冬が終わるとみんな何をするかはこちらの記事で

↓↓ 

tomo-rainbow.hatenablog.com

  


さて、

5月の母カフェ日程をお知らせします。

毎回、参加者同士の化学反応が楽しいいつもの「母カフェ座談会」を2回と、

ママ講師による「母カフェ講座~カラーセラピーミニ講座~」

を実施します。

 

お近くのみなさん、どうぞふるってご参加ください!

そしてあなたのストーリーを聞かせてくださいね。

 


★母カフェ講座「カラーセラピーミニ講座」

日時:5月18日(金)10:30-12:30 ※満席

場所:パリ15区(詳細はお問合せください)

対象者:小学生以下のお子さんをお持ちのお母さん、妊婦さん、子連れ大歓迎

参加費:18ユーロ(お茶&お茶菓子付き)

講師:オーラソーマカラーセラピストで2児のママゆきのこさん

https://ameblo.jp/vivre-mieux-2911/

内容:カラーセラピーとは?/カラーリーディングによる公開プチコンサルテーション

   「色彩の持つ効果を知り、じぶんの選んだ色彩から<わたし>を知ろう」

定員:5組(先着順)

 


★いつもの母カフェ座談会 ×2回

日時:5月22日(火)10:00-12:00※満席

   5月29日(火)10:00-12:00※満席

場所:パリ15区(詳細はお問合せください)

対象者:小学生以下のお子さんをお持ちのお母さん、妊婦さん、子連れ大歓迎

参加費:3ユーロ(お茶&お茶菓子付き)

定員:各回5組(先着順)

 

 

いずれの回も

cafedesmamansinparis@gmail.com

までお名前、お子さん連れかどうか、携帯番号を書いてお申込みください。

先着順にて、参加いただけるかどうかを返信させていただきますね。

 

 


以下、ご参考まで。

母カフェってなあに?

↓↓

 tomo-rainbow.hatenablog.com

 

 

 

参加された方からのご感想↓↓

 

tomo-rainbow.hatenablog.com

 

母カフェをしていて感じていること↓↓

 

tomo-rainbow.hatenablog.com

 

では今日もよい一日をお過ごしください♪

母カフェで感じる女性のパワー

こんにちは。

パリで育児中のお母さんのための座談会カフェ

「母カフェParis」を主宰しているともこです。

 

昨年10月から始めた母カフェ。

通常カフェとクリスマスのイベント含め、

のべ70名近いお母さん方にご参加いただいています。

 

夫の留学や駐在の帯同でパリに来た女性。

自分の勉強・お仕事でパリに来た女性。

結婚で渡仏した日仏カップルの女性。

 

毎回、いろいろな方にお会いしてお話を伺って、

何より私が楽しんでいます。

 

何が楽しいって、参加者みんなで、

 

「へえ!」

「ほお!」

「えーーーーっ!!!」

「わかるーーー(涙)」

「あ!そのことあとで教えてください!」

 

とかそういう共鳴する時間。

 

 

たいてい初めましてのみなさんなのに

同じ場所に住む日本人の母同士、というだけで

一気に打ち解けます。

 

 

私たち、外では、

「〇〇くん(ちゃん)のお母さん」

と呼ばれることが多いのですが、

 

母カフェではあえて「お母さん」という役割をちょっと脇に置いて、

「ご自身」になっていただけたらと、

ファーストネームのみ書いていただき、

ご自身のもともとのお仕事や今のお仕事、趣味なども伺っています。

 

 

すると、それぞれの口からさらっと語られる

みなさんの背景のバラエティ豊かなこと。 

 

「実は教師でして」

「日本では看護師だったんです」

「医者ですが今はお休みしています」

「音楽家です」

「公務員を休職中です」

「新聞記者でした」

「教育関連の仕事でバリバリ働いていました」

「ダイヤモンドの鑑定士でした」

「NGOで働いていました」

「最初は美容師としてパリに来たんです」

「管理職の駐在員として夫を連れてパリにきました」

「旅行会社で働いていました」

「外資系の秘書でした」

「テーラーアシスタントとしてメゾンで働いていました」

「世界〇か国に住んできました」

「こちらでフルタイムで働いています」

「長年の仕事を退職し渡仏したばかりです」

「フラワーアレンジメントの資格を持っています」

「自然派育児に凝っています」

「〇〇にコラム書いています」

「現地校のことなら色々教えられます」

「料理教室をしていました」

「ギャラリーのオーナーなんです」

「この子どものニット帽編んだんです(売れる!!)」

 

・・・・・などなど。

職業だけではなく、すごく癒しのパワーを感じる人、

メールの返信やコメントがセンスあふれる人、

 みんな味わい深いんです。

 

「母」という仮面の下に

なんとバラエティ豊かな女性たちが隠れていたんでしょう!

 

 

今はみーんな幼い子を持つお母さん。

でも、お母さん以外の自分も当然あるんですね。

母カフェをやっていると女性のパワーっていうんですか?

それを感じて、もうウオー!と吠えたくなります(笑)

 

全然違うはずの女性同士でも

母カフェが毎回盛り上がってしまうのは

やはり異国で育児中の母親として、

 

夫や子供とのコミュニケーションなどに悩むところ、

異国ゆえ人付き合いが限定されていてリフレッシュしたい気持ち、

状況的に今働いていないのだが、それゆえにもやもやしている気持ち、

フランス暮らしのうんざりあるある、など

 

共感ポイントがありすぎるからだろうと思います。

そして、母カフェの告知を見て参加してくださる皆さんは

「人と出会いたい」「生活に刺激が欲しい」「情報を知りたい」

と、いろいろあっても「前向きでありたい」「よりよくありたい

という方々なんですね。

 

ときに泣けるほど笑い、

ときに誰かのエピソードに拍手喝さいし、

ときにその切ない思いにうるうると涙して。

 

いわゆるママ友ともちょっと違う?

ゆるくつながっているんだけど深く話せる同志たち

そんなイメージでいます。

 

もしあなたが今どんなに大変なときでも、

それを共感しながら聞いてくれる女性たちがここにはいます。

お近くのお母さん、どうぞお話ししに来てくださいね。

 

 

 

 

母カフェParis☆4月の予定

みなさんこんにちは。

パリで育児中のお母さんのための子連れ座談会カフェ

母カフェ☆Parisのともこです。

 

もう4月ですね!

日本の桜や入園・入学式などの写真をSNSでもよく見ます。

新しい生活が始まるドキドキワクワク♪♪

そして、お母さんたちのバタバタ(笑)

 

入園、入学前は、そろえるものそろえたり、縫物したり、、

入ったら入ったで、子どもが楽しく通えるか心配したり、

実際ぐずっている子をなだめたり、、

みなさま、おつかれさまです!

 

 

こちらでは、

6月に学年末を迎えるので、新学期という雰囲気は皆無です。

が、、

我が家は、今月から末っ子を一般の託児所から

現地の公立幼稚園に編入させましたので、

ちょっとした新学期感を味わっています。

 

 

さて、大変遅くなりましたが、

4月の母カフェ日程をお知らせします。

いつもの座談会形式の母カフェを2回実施しますね。

 

実施する4月後半はフランスの学校はホリデーです。

よって、我が家の子どもたち(10歳・6歳)も家にいます。

ですから、もし、上のお子さんが家にいるという場合にも

遠慮なく一緒にお連れになって遊びにいらしてくださいね。

 

 

★日時:4月20日(金)10:00-12:00 ※満席

    4月27日(金)10:00-12:00 ※満席

 
★場所:パリ15区(詳細はお問合せください)

 

★対象者:小学生以下のお子さんをお持ちのお母さん、妊婦さん、子連れも大歓迎
 

★参加費:3ユーロ(お茶&お茶菓子付き)

 

★定員:各回5組



いずれの回も
cafedesmamansinparis@gmail.com
までお名前、お子さん連れかどうか、携帯番号を書いてお申込みください。
先着順にて、参加いただけるかどうかを返信させていただきますね。


以下、ご参考まで(^^

母カフェってなあに?↓↓

 

tomo-rainbow.hatenablog.com

 




参加された方からのご感想↓↓

 

tomo-rainbow.hatenablog.com

 


では今日もよい一日をお過ごしください♪

YESとNO返事の仕方で感じる文化の違い

外国の人と英語などで会話をするときに気を付けた方がよいのが

YesとNoの返事。

 

へ?単純では?と思いきや

日本式に返事をしてしまうと、あれれ??

混乱を招くことがあります・・・

正直いまだに慣れません・・・

 

 

例えば、

 

「それいらないの?」

 

と聞かれた場合、日本語では、

 

「うん。いらない。」

 

と最初の返事は Yes で答えます。

うんと、うなづくときだってありますよね。

 

 

でも、英語で

 You don't need it ,do you?

 

と聞かれたら、返事は

No,I don't

 

〈いらない〉という自分の意見に基づいて、

〈NO〉で返事を始めるのです。

 

 

これが簡単なようでとっさに言えないんですよ・・・

つい相手のいらないよね?に対して「うん(いらないよ)」と首を縦に振ってしまう・・

そして、相手にあら要るのね!と思わせるという・・

 

私たちが「うんいらないよ」と言うときの「うん」は

あなたに同意していますよ、という意味ですよね。

外国人のお母さんと話していて、

うんうんそうそう!と同意しまくってると、

え??

となる場合があるんです。

 

 

返事の仕方で文化の違いを感じます。

 

日本語は相手の質問内容に対して<同意するかどうか>で返事をする。

英語は<自分の言いたいこと>に基づいて返事をする。

ってところでしょうか。

 

 

6歳の息子はいつも家で日本語しか話しませんが

インター校に通っている影響か

会話しているとたまに私とズレが生じます。

 

私「ねえ、これもう食べないの?」

 

息子:頭を横にふる

 

私:「なんだいるのね」

 

息子:「いらないってば」

 

・・・・・・みたいなことです。

 

 

外国語で人と話すときには、

自分を主体にして返事をするぞーとものすごく意識しています。

相手に合わせるのではなく、自分の意見。

いい訓練かも!?

 

7年前と7年後の3.11に思ったこと

2011年の3月11日の14時46分は、

3歳の長女がインフルエンザで幼稚園を休んで何日目かで、

私の大きなお腹には長男が入っていて、

私はリビングで娘を休ませつつテレビを見ていた。

 

揺れ始めたなと思ったら、なかなか収まらず、

ちょっと驚くような大きい揺れがきて、

ついに東京直下型が!?と国会中継だったNHKにすると、

 

 

宮城県??

 

 

 

それでこんなに大きいの??

 

 

外へ出るドアがゆがんで出られなくなるといけないと、

娘を連れて、玄関のドアを開けに行ったのだけど、

大きな揺れで廊下をまっすぐ歩けない。

右に左に体をぶつけるようにして歩いて。

娘は「ママーーーおうちがこわれちゃうーーー」と泣き出した。

 

停電し、テレビは消えた。

 

もしかしたら避難することになるかもしれないと、

玄関ドアを開けたままにして。

寒さをしのぐために娘にも自分にもダウンを着せて。

靴も履いて玄関に待機した。

夫に携帯がうまくつながらない。

 

いったいどうなるんだろう。。

そこから始まったあの日。

 

 

停電しているのでブレーカーを落として過ごしていたら、

外が暗くなってきて

向かいのマンションの明かりがついていることに気づいた。

 

ブレーカーをあげて、

テレビをつけると、

こんな言葉が耳に入ってきた。

 

 

「今入ってきた情報によると、

 〇〇海岸に200近い遺体が確認できるということです」

 

 

 

  ・・・・・・・・

 

 

 

 へ?

 なんやて?

 これはなに?

 神隠し?

 この時代にこんなことが??

 

 

信じられない。

現実とは思えない。

 

 

心の底から震えるような感覚におそわれる。

思わず両手を合わせてテレビ画面を拝んだ。

テレビを見ながら合わせた手が離せない。

 

 

なんということ。

なんという恐ろしい光景。

口をあんぐり開けて画面を見つづける。

 

 

想像を絶する事態。 

断片的な情報で全体を理解しきれない。

 

 

ただ、人生で経験したことのないとんでもないことが

この日本に起こったことだけは分かった。

 

 

その後分かった原発事故のこと。

色々な情報が交錯して、

この水道水が危ないのか?と疑った日。

この空気が危ないのか?と不安になった日。

 

(人間が生きていく上で欠かせないもの、避けようのないものの

安全を疑わなければならない恐ろしさといったら・・)

 

 

 

そして、

テレビには毎日毎日、大切な人を探す人の姿が。

ある日、あるお父さんがインタビューを受けているのが目に留まる。

その人は長女と同じ年頃の小さな女の子を抱いていた。

 

「妻が、、、妻は妊娠していて、、

 七カ月でお腹が大きいもんで、、

 津波がきたところにいて、、、、

 多分走れなかった、、、、、、、、と。

 でも、、この子が待ってるんで、、、 」

 

うつむき嗚咽を殺す

そのご主人の悲痛な叫びを聞いたとき、

私は突如、大きな渦の中に自分が入った気がした。

 

小さな女の子。夫。妊娠七か月の妊婦さん。

私と同じじゃないか!

流されたその人は私だったかも知れないんだ!

 

これは画面の中で起こったことじゃなく、

同じ日本で、

同じように生きている人に起こった

本当のことなんだ。

 

なんてことだろう。ああなんてことだろう。

涙が止まらなかった。

 

 

通りで友人知人に会うと震災の話になり、

一緒に涙することもあった。

 

乾電池やトイレットペーパーを買いためる人たち。
現地へ物資を送る企業や個人の動き。


そうか。

お医者さんや自衛隊だけじゃない。

おむつでも歯ブラシでも段ボールでもレトルト食品でも

それぞれ快適に生きる上でありがたいもの。

お風呂だって、タオルだって、ビニール袋だって

道だって橋だってぜんぶぜんぶ。

 

みんなそれぞれに<役割>があって、

その役割をみんなが果たすから社会が回っていたんだ。

 

企業から個人事業主、主婦にいたるまで

それぞれがなんて誇るべき仕事なんだろう。

ずっと誰かが誰かを支えていたんだ。

 

当たり前のことを初めて理解した気持ちになった。

 

 

計画停電が何度も行われ、

ろうそくの夕食と、懐中電灯での絵本読みも複数回経験したが、

そんなことは現地の人たちのことを考えたらなんでもないことだった。

 

 

泥の中のお子さんを早く見つけたい一心で

重機の免許を取ったお母さんもいた。

自らショベルで掘って我が子を探す母の慟哭と痛いほどの気持ち・・・

言葉がなかった。

 

 

震災の映像やニュースは妊婦の体にさわるといけないし、

見なくていいという人もいた。

でも、私は「見るべきだ」と思った。

同じ時代に生きた者として

見て、感じて、それを後世に伝えなくてはいけないと思った。

 

 

同年の7月のある日。

私は、長男が生まれてくる陣痛中。

テレビのインタビューで知った津波に流れたかもしれない

名前も知らない妊婦さんのことを考えていた。

 

繰り返される痛みの波にのまれながら、

その人が産めなかった命をちゃんと産もう。

そう考えていた。

 

 

 

また時が流れて、2018年3月11日。

こちら時間の午前6時46分。

東の空へ合掌。

 

そして私は、夫と子ども3人と

久しぶりに晴れたパリの公園にいた。

滅入るほど天気の悪い冬のヨーロッパ。

天気が少しよいだけで気分がいい。

 

夫はせっせとハンバーグをつくり、

買ってあったチーズとバンズをバスケットに放り込んだ。

お茶も水筒に二本分いれてある。

私はオレンジとイチゴを切ってタッパーに入れた。

 

着いたらいつもの芝生は養生のためか入れないようになっていた。

でも別の場所に移動して、なんとかレジャーシートを敷いた。

 

あ!箸忘れた!

 

夫が指先で自作のハンバーグをつかみ、パンにはさむ。

待ちきれない男子。

米派の長女はおにぎりもあることをしっかりチェック。

私は日差しがあたたかくうれしくてコートを脱いで、

靴下も脱いで、Tシャツ姿で日を浴びた。

 

散歩中の老夫婦にボナペティ~と声をかけられる。

 

メルシー!

おいしいね~

気持ちいいね~

 

食後はスケートやら滑り台やらでみんないなくなった。

私は母親業をお休みし、読みたかった本を広げる。

3月11日の空はきれいで。

 

 

幸せだなあ。

うん。

 

 

同時代に生きていた2万人の人々が去って、

私に何ができるのか。

 

 

今を生きる歓び。

 

それを味わって生きよう。

自分の心の手綱を自分の手にもって、

幸せを感じられる自分でいよう。

この世界の中の私の役割を果たそう。

  

 

古い記憶で曖昧なところもあるメモですが、

お空の皆さんのことを忘れないように

ここへ記しておきたいと思います。

 

合掌。  

 

 

 

長男に雷落としたら次男にダメだしされました

少し前の話。

来客があり、夕食が思いのほか遅くなってしまい、

簡単に鍋を作って、いただきますをしたら、

長女と次男はパクパク食べているのに、

6歳の長男だけ手を付けない。

 

「どうしたの?」と聞いたら

「お腹すいたあーーー」とのたまう。

 

いやいや、目の前にご飯あるでしょ。

 

「お腹すいたー」と彼はまた言った。

 

 

「そこにあるものを食べてー」

 

 

・・・ 

 

 

「疲れてんの?」

 

 

・・・

 

 

「好きじゃないご飯だった?」

 

 

・・・

 

 

何も言わない。

全く手をつけない。

 

 

「もう遅いから早く食べちゃって」

 

 

すると、また

 

 

「だ・か・ら!お腹すいたーーーー!!!」

 

 

 

はああ?????????

なんだと???

 

 

「そう。お腹がすいたのね」

 

 

「だからお腹すいたーーーーー!!!!」

 

 

 

こちらの質問には一言も答えず、

お腹すいたー!を大声でくり返す息子に

久しぶりにスイッチ入りました~

 

 

「いいかげんにしなさいよっ!」

 

 

 

息子は涙目になってじーっと私を見ている。

でも相変わらず、手をテーブルの上に出そうともしない。

 

 

 

「あのね、食べないなら席を立ちなさい!」

 

(もー早く食べて寝かせたいのにいらいらするなー!)

 

 

すると、

横でぱくぱく食べてる3歳児が言った。

 

 

 

「おかあさんてうるさーい!」

 

 

 

へ??

わたすぃですか??

 

 

 

「おかあさんがうるさいの?」

 

 

と聞くと、3歳児は小声で言った。

 

 

「うるさいだよ。

 おかあさん、ちいさいこえでおはなししてね。

 おっけ!?」

 

 

ぶはっ!

思わず笑いがこみあげる。

 

 

「えーおかあさんがうるさいの~?(おにいちゃんじゃないの?)」

 

「そうだよ。うるさいだよ」

 

「おっけ。ごめんね。〇〇におこられちゃったよ~」

 

 

長男の表情が若干ゆるんだ。

でもまだ食べれないでいる。

 

私の怒りは末っ子に笑わせられたおかげで

どこかへ行っていた。

 

育児は、正しさより楽しさをとりたい。 

仕方がないから、長男を私の横に座らせて、

スプーンを口に運んで食べさせた。

 

きっと眠いし、

ご飯も思ったのじゃなかったし、

おやつを食べ損ねたせいで疲れすぎてもはや食べる気力もない

といったところか。

 

4口目くらいから自分で食べだした。

お腹すいてたし、見た目よりは、おいしかったのだろう。

食べ終わったら、さっきの不機嫌はどこへやら

長男は急にケタケタ笑いだし、

カーペットに転がって遊びだした。

 

 

もーーなんやねん!

 

 

 

それにしても・・・

3歳児に一本取られたなあ。

 

彼は、家族の中で一番言葉もつたないはずなのに、

いつも<自分の気持ち・考え>を隠さず、正面から話してくれる。

喜怒哀楽に正直なのだ。

 

「〇〇(自分の名前)、これすき」

「〇〇、これいやなの/こわいだの」

「〇〇、これやりたいなあ」

「にいにがたたいたの。だからあやまる(お兄ちゃんに謝ってほしい)」

 

空気を読んで本当の気持ちを我慢したりしない。

そのとき湧いてきた感情に正直で、

その気持ちを自分のボキャブラリーの中から丁寧に言葉にしてくれる。

 

まさに末っ子はいつも <じぶん> でいる。

赤ちゃんや小さい子が元気でかわいいのって、

こういうどんなときも<じぶん>でいるパワーなんじゃないんだろうか。

見ていて気持ちがいい。

 

ごねることもあるし、

それに私が付き合う余裕のないときもあるけれど、

基本的には、私が「そっかー」と受け止める※とあっという間にすっきり。

もう忘れて、次の行動へうつっている。

 

※末っ子に学んだ「受け止め力」はこちら ↓↓

tomo-rainbow.hatenablog.com

 

最近は妥協?切り替え?も覚えた模様で、

何か不満があっても、

 

「もーーーー(ここまでは不満)

 ま、いっか!」

 

という感じで1人切り替え完了していたりする。

 

 

この日は、3歳児が不穏な空気を一変させてくれました。

こどもから学ぶことは多いです。

 

ちなみに、お姉ちゃんは

私が息子に怒っていることを察知して、

ごねてる弟のご飯にふりかけをかけて弟を喜ばすというナイスアシスト。

さすが!なんだけど、おねえちゃん、気を使わせてごめんね!

 

家族ってチームです。 

みんなが<じぶん>でいればその凸凹が互いを補うのでしょう。

日常の一コマでした。