3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリで暮らしてきた3児の母からの欧州の風便り。長年の主婦生活で抱えていたいらいら&もやもやをコーチングがきっかけで払拭。あなたはあなたのままでいい。みんなちがってみんないい。一緒に「よい母親」より「幸せな母親」になりましょう。

チェコのサンタさんに教えてもらったこと3

旅先のドレスデンでの朝。

ベッドの娘の様子がおかしい。

顔が赤い。

頭が痛いとすでに泣き声である。

 

 

ひーーーーーーーー


きたーーーーーーーーーーーっ!!!!

 

 


体温計あるよ。
うんしっかり熱あるね。
うんうん寝ようか。。。

 

 

きたかきたか。

旅先での発熱。

旅行まだ2日目。

やはりパリにいた方がよかったのか。

ちーん。。。

 

 

知らせると、夫は、え~まじで?と。

まじっす。

 

 

え~!って言ったって仕方ないし。

父&長男で観光しといで、と追い出す。

 

 

いやはや。今日はクリスマスイブ。

家族でレストランでもと思ってたけど無理やな。

男性陣戻ったら食材を買いに行こう。

このアパートメントのキッチンでどうにでもできるだろう。 

 

 

ドレスデンで1人買い出しか。

ん?あれ?昨日開いていたスーパーがしまってる。

あれ?ここも開いてない・・・・

そっかークリスマスイブだから全部閉まってるのかあ・・・

どーしよーーー

今日の食事どーすんの?

 

 

いいよ。

昨日行けなかったクリスマス市のもう一つの会場の方に行って、

屋台のものなんか買ってくる!!

 

 

あっち方面に一人で行くのか・・・

方向音痴だから嫌だなあ・・・

なんて思いながら、

1人でドレスデンの街をさまよう。

 

 

クリスマスディナーとうたって

レストランは開いているところも結構あった。

でも商店という商店が閉まっていた。

そりゃ働いている人たちだって休みたいよね。

 

 

さあ!

クリスマスマーケットで食料を!

 

 

・・・・え?!

あれれ??

もう撤収作業してるじゃーーんっ涙

 

 

今日は24日だよね?

「12月24日まで」って謳っといて、

24日は午前中だけかいっ!!!

 

 

近くのデパートみたいなところも閉まっている。

あちゃーー完全に食なし??と思ったそのとき、

そこから見えたのは光り輝く黄金のマクドナルドのマーク!

営業してる?!さすがマック!!

神様!マックさまーーー!!!

 

 

店内は同じような食事難民がたくさん買いに来ていて、

それはそれは長い列になっていた。

 

 

ひえーみんなを待たせるなあ・・

しかも病気の娘にマックかあ・・・

でも選択肢ないから仕方ないよね・・・

 

 

5人分のマックを手に見知らぬ街を歩く。

ドレスデンが分かりやすい街でよかった。

一人でもなんとか宿にたどり着けそうだ。

 

 

顔の赤い娘にマックのバンズをちぎって渡す母。

ナゲットいる?

そりゃいらんよなあ・・・・シュールだ。

水分取って寝とこうか。

 

 

お水もある。

昨日買ったオレンジジュースはあとちょっとある。

ヨーグルト少し。

 

あーおかゆでもつくってあげたいのに。

情けない気分。

昨日のテンションはどこへやら~ 

 

 

娘の周りではしゃぐ息子たちを叱る。

静かにしてあげなさいっ!

うつるから近づかないっ!!

 

 

iPadでテレビ視聴モードに入った夫に、

音を小さくしてあげてっ!!

 

 

 

ふう・・・・

気持ちがだんだんささくれだってきた。

しんどいのは娘だよね。

 

 

明日はプラハへの移動日だった。

 

つづく。。

 

 

*4話目はこちら↓

tomo-rainbow.hatenablog.com