3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリで暮らしてきた3児の母からの欧州の風便り。長年の主婦生活で抱えていたいらいら&もやもやをコーチングがきっかけで払拭。あなたはあなたのままでいい。みんなちがってみんないい。一緒に「よい母親」より「幸せな母親」になりましょう。

スペイン人のおうちは片付いている2

その美容師さんが

 

「スペイン人の家は

 突然の来客でもどうしてリビングがこんなに片付いているのか」

 

と現地の友人・家族に聞いたところ、

 

「リビングはいつでも人を招けるパブリックスペース。

 子どものおもちゃや色彩の悪いものは置かない」

 

との返事だったそう。

 

おもちゃは子供部屋にしか置かない。

例え日中リビングに持ち込んでも、

遊び終えれば、子供部屋に持ち帰る。

さらにリビングには自分たち大人の好きなものだけを置く。

大人が居心地の良い空間を作るのだそう。

(子どもの絵なんかは子供部屋やキッチンなどに貼るとか)

 

ほほーーー。

 

その時住んでいたバルセロナのアパートには、

4歳児、0歳児がいつでもリビングで遊べるように、

リビングに積み木やバービーハウスなどを置き、

リビングのオープンラックには最下段に絵本をずらっと並べていた。

 

帰宅後、さっそく子供部屋に撤去(笑)

するとどうだろう!

 

毎晩すごい状態のリビングを見るのがげんなりだったのに、

絶対量が少ないためにちょっと拾えばよい程度に。

日中遊びたそうなものを子ども部屋からケースごと持ってきて、

遊び終えるとケースに入れ、戻す。

うん。合理的。子どもも不満気ではない。

お姉ちゃんは喜んで自分の部屋で遊ぶようになった。

 

ありとあらゆる細々したおもちゃを拾っていた以前に比べると

ずいぶん楽になったものだ。

 

そう考えると、、、

今まではリビングにおもちゃがあるから、

子どもはそんなに遊ぶ気もないのに、

とりあえず引っ張り出していた、と考えることもできる!

 

あ、でもあっても気にならない木の積み木だけは運ぶの重たいので、

リビングに戻したのでした。自分の快適も大事。

 

というわけで

整理整頓下手の私も少しづつ成長している。

スペイン人のおうちは片付いている1

日本の場合、子どもが小さいと、

目の行き届くところで遊んでほしいと、

リビングで遊ばせている方は多いと思う。

 

我が家も長女を育てている頃は、

リビングとそれに続く和室におもちゃや絵本をしまっていた。

 

それなりに片づけていても、散らかすのはあっという間。。。

でも片づけるのって本当に労力がかかる。

 

やっと子どもが寝てバービーだの、バービーのくつだの、

レゴだの、毛糸だの、色鉛筆だの拾い集めるのって

本当にはあああああ、、、という感じだった。

 

でも!!

バルセロナやパリで遊びに行った幼い子がいる現地のお友達のお家は

リビングも寝室も美術館のようにきれい!

部屋全部見ていいわよ、なーんて。

ど、ど、どうやってこの状態を保てるの??

 

ある日、在住歴の長い日本人美容師さんとその話になった。

彼女は乳児の双子を抱えた現地のお友達の家に遊びに行き、

彼女の発言にびっくりしたという。

 

「今日はキッチンのタイルの目地を白く掃除できてなくてごめんなさいね」

 

いやいや双子いるし!乳飲み子だし!

ぎょへーーーーーです。

 

どうやら片づけの極意がありそう。

 

 

はじめまして

 

パリ在住、3児の母です。

 

「ちゃんとお母さんをやってみたい」

 

そう思って、

第1子出産を機に、天職だと思っていた仕事を辞めたのは10年前。

理想に燃え、専業主婦になるのは簡単でしたが、

私にとって、専業主婦で居続けることは容易ではありませんでした(+_+)

出産・家事・育児から学んだこともたくさんあるのですが、

どうにも家の中のことだけで生きているのは

もやもやしてもう限界(笑)

 

「私」として生きる。

そのささやかな一歩として、このブログを始めたいと思います。

 

結婚生活10年のうち、半分を日本で、もう半分を欧州で暮らしました。

それぞれの国で3人の子どもを育ててきた中で、

見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えさせられたことがたくさんあります。

エッセイのように綴っていきたいと思います。