3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリで暮らしてきた3児の母からの欧州の風便り。長年の主婦生活で抱えていたいらいら&もやもやをコーチングがきっかけで払拭。あなたはあなたのままでいい。みんなちがってみんないい。一緒に「よい母親」より「幸せな母親」になりましょう。

知らないひとに気軽に意見を求める人たち

欧州で暮らしていて面白いことの一つに、

知らない人に気軽に話しかける、ということがあります。

 

 

あるときは、

ロンドンのショッピングセンターの洋服店。

 

私がTシャツを手に取って、

鏡で見たりしていよいよ買おうかなと思った時、

横にいた同じTシャツを見ていた女性が聞くのです。

 

「ねえ、これ快適そうでいいわよねえ。

 あなたそのTシャツどう使うの?」

 

「え?ああ、そうですねえ。

 厚手で気持ちよさそうだし。

 うーん、ジーンズとか?(当たり障りない回答・・)」

 

「そうね、私の今日みたいな恰好でもいいかしらね」

 

「ええいいと思います」

 

 

みたいなこと。

 

 

またあるときはパリの路面洋服店にて。

試着室へ向かう途中。

 

 

「ねえ、あなた」

 

「はい?」

 

「これどう思う?」

(妙齢のマダムに今、試着したと思われる白いシャツを見せられる)

 

「ああ、素敵ですね」

 

「そう?でも若すぎないかしら。

 長さはいいと思うんだけど」

(おべんちゃらはいらない。本気の回答求むという感じ)

 

 

「とても似合っていますよ」

(似合っていた。けどぶっちゃけ語学的にこれしか言えない・・)

 

 

そこに登場する彼女の友達。

「そうよねえ。いいわよねえ」

 

「ところで、あなたの持ってるその服はどこにあったの?」

 

「これですか?あ、1階です」

 

「あ、そう。メルシーマダム」

 

 

またあるときは、

鏡でスカーフを当てていると、

別のお客さんが「あなたにはそれがいいわよ」 

と一緒に並んで便乗してくる・・・(笑)

 

 

ほほー。

全然知らないひとにもガンガン話しかけるわけね。

パリのひとはツンとしていると言われるけども、

このフランクさ、やはりラテンだわ。

 

 

店員さんとお客さんという関係ではないのに、

お客さん同士で話しこむ感じが

新鮮なのであります。