3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリで暮らしてきた3児の母からの欧州の風便り。長年の主婦生活で抱えていたいらいら&もやもやをコーチングがきっかけで払拭。あなたはあなたのままでいい。みんなちがってみんないい。一緒に「よい母親」より「幸せな母親」になりましょう。

チェコのサンタさんに教えてもらったこと2

ドイツはドレスデンに着いて、

家族5人でクリスマス市を歩く。

 

は~かわいい・・・

 

フランスにあるものとまた全然違う。

木のおもちゃ

木のオーナメント

木のオルゴール

くるみ割り人形・・・

 

ほっこりあったかい雰囲気。

 

たいして期待していなかったホットワインは、

スパイスが効いてて甘くて

寒さの中、とんでもなく美味しく感じる。

ほほ~

 

ソーセージ入りのパンを頼んだら、

めちゃくちゃ大きい。

上2人とベビーカーの末っ子が取り合うように食べる。

 

 

おいしい!!!!!

 

 

パン派の息子も米派の娘もよろこんで飛び跳ねる。

パンがフランスと違うね。

国またぐと全然違うからやっぱり楽しいね!

 

 

お母さんあそこの屋台見たいからいっていい?

あーテンション上がる~

いいね旅

 

 

歩いているとどこからか

美しい歌声が聞こえてくる。

どこ?

 

 

小さな広場にオペラを歌う男女がいた。

とり囲む人々。

 

 

これ無料で聞いていいんですか?

ほれぼれするほどの歌声が

石畳の街に舞い上がり、

空にすーっと吸い込まれていく。

 

 

音楽の国の街角で聴くオペラ。

子連れだからと音楽会は鼻からあきらめていたけれど、

道でこれを聴けるのか・・・

 

 

数々の偉大な音楽家を輩出してきたドイツ。

脈々とつづく音楽の歴史と人材の厚さを

道端の演奏から感じる。

 

 

それにしてもなーんて気持ちいい声なんだろう・・・

コートにニット帽、マフラー&手袋姿でありながらも

気品漂い、麗しい男女の歌声。

いくらだって聴いていたかった。 

 

 

薄暗くなってきたら、

大きな広場にはコンサート支度ができていて、

オーケストラがクラシック音楽を演奏し始めた。

 

 

それを囲むドイツの人たちの人だかり。

あたりはすっかり暗くなっていた。

ホットワインを片手に

老いも若きもクラシック演奏を聴いている。

 

 

そして、静寂ののち、

周りの人たちが一斉に歌い出す。

響きわたるドイツ国民の歌声。

ものすごい一体感だ。

 

クラシック音楽ってドイツの人たちの

年中行事と生活の一部になっているんだな。 

 

クリスマス装飾の美しい光を背景に、

一般市民が響かせる分厚い歌声が

夜空にのぼっていく・・・

 

暗闇と、

美しい旋律と、

ドイツ語の音。

 

今どの時代にいるのか?

分からないような錯覚におちいり、

ぶわーーーーーっとなんとも言えない感動がおそってくる。

 (夫もこのときばかりはすごいと感嘆していた)

 

 

いやードイツってこういう国なんだな。

フランスともスペインともイギリスともちがう。 

いいものを見せてもらったなあ。

 

 

借りたアパートメントに戻り、

はしゃぎまくる子どもたち。

 

 

いやーよかった。

パリを脱出して。 

 

 

ところが、

調子よくいったのはここまでだった。

 

翌朝。

あれれ?

我が家の病人同伴旅行が始まった。

 

 

つづく。。。

 

*3話目はこちら↓

tomo-rainbow.hatenablog.com