長男に雷落としたら次男にダメだしされました
少し前の話。
来客があり、夕食が思いのほか遅くなってしまい、
簡単に鍋を作って、いただきますをしたら、
長女と次男はパクパク食べているのに、
6歳の長男だけ手を付けない。
「どうしたの?」と聞いたら
「お腹すいたあーーー」とのたまう。
いやいや、目の前にご飯あるでしょ。
「お腹すいたー」と彼はまた言った。
「そこにあるものを食べてー」
・・・
「疲れてんの?」
・・・
「好きじゃないご飯だった?」
・・・
何も言わない。
全く手をつけない。
「もう遅いから早く食べちゃって」
すると、また
「だ・か・ら!お腹すいたーーーー!!!」
はああ?????????
なんだと???
「そう。お腹がすいたのね」
「だからお腹すいたーーーーー!!!!」
こちらの質問には一言も答えず、
お腹すいたー!を大声でくり返す息子に
久しぶりにスイッチ入りました~
「いいかげんにしなさいよっ!」
息子は涙目になってじーっと私を見ている。
でも相変わらず、手をテーブルの上に出そうともしない。
「あのね、食べないなら席を立ちなさい!」
(もー早く食べて寝かせたいのにいらいらするなー!)
すると、
横でぱくぱく食べてる3歳児が言った。
「おかあさんてうるさーい!」
へ??
わたすぃですか??
「おかあさんがうるさいの?」
と聞くと、3歳児は小声で言った。
「うるさいだよ。
おかあさん、ちいさいこえでおはなししてね。
おっけ!?」
ぶはっ!
思わず笑いがこみあげる。
「えーおかあさんがうるさいの~?(おにいちゃんじゃないの?)」
「そうだよ。うるさいだよ」
「おっけ。ごめんね。〇〇におこられちゃったよ~」
長男の表情が若干ゆるんだ。
でもまだ食べれないでいる。
私の怒りは末っ子に笑わせられたおかげで
どこかへ行っていた。
育児は、正しさより楽しさをとりたい。
仕方がないから、長男を私の横に座らせて、
スプーンを口に運んで食べさせた。
きっと眠いし、
ご飯も思ったのじゃなかったし、
おやつを食べ損ねたせいで疲れすぎてもはや食べる気力もない
といったところか。
4口目くらいから自分で食べだした。
お腹すいてたし、見た目よりは、おいしかったのだろう。
食べ終わったら、さっきの不機嫌はどこへやら
長男は急にケタケタ笑いだし、
カーペットに転がって遊びだした。
もーーなんやねん!
それにしても・・・
3歳児に一本取られたなあ。
彼は、家族の中で一番言葉もつたないはずなのに、
いつも<自分の気持ち・考え>を隠さず、正面から話してくれる。
喜怒哀楽に正直なのだ。
「〇〇(自分の名前)、これすき」
「〇〇、これいやなの/こわいだの」
「〇〇、これやりたいなあ」
「にいにがたたいたの。だからあやまる(お兄ちゃんに謝ってほしい)」
空気を読んで本当の気持ちを我慢したりしない。
そのとき湧いてきた感情に正直で、
その気持ちを自分のボキャブラリーの中から丁寧に言葉にしてくれる。
まさに末っ子はいつも <じぶん> でいる。
赤ちゃんや小さい子が元気でかわいいのって、
こういうどんなときも<じぶん>でいるパワーなんじゃないんだろうか。
見ていて気持ちがいい。
ごねることもあるし、
それに私が付き合う余裕のないときもあるけれど、
基本的には、私が「そっかー」と受け止める※とあっという間にすっきり。
もう忘れて、次の行動へうつっている。
※末っ子に学んだ「受け止め力」はこちら ↓↓
最近は妥協?切り替え?も覚えた模様で、
何か不満があっても、
「もーーーー(ここまでは不満)
ま、いっか!」
という感じで1人切り替え完了していたりする。
この日は、3歳児が不穏な空気を一変させてくれました。
こどもから学ぶことは多いです。
ちなみに、お姉ちゃんは
私が息子に怒っていることを察知して、
ごねてる弟のご飯にふりかけをかけて弟を喜ばすというナイスアシスト。
さすが!なんだけど、おねえちゃん、気を使わせてごめんね!
家族ってチームです。
みんなが<じぶん>でいればその凸凹が互いを補うのでしょう。
日常の一コマでした。