娘が描くママの似顔絵が気づかせてくれたこと
娘は幼い頃から絵を描くのが好きで、
時折、私の顔も描いてくれるんですが、
どうもお母さんに元気がないとレーダーが感知すると、
作製に入るみたいなんですね。
で、応援メッセージみたいなのをつけて
「はいお母さん♪」とくれたりする。
それで、初めての海外生活でスペインに渡航する直前のことですが、
お友達や親せきがうちに遊びに来て、
エールを送られたり、お別れを言うことが続いたんです。
当時、夫はひとりで先にスペインに渡航し、
その半年間は、4歳の娘と新生児の息子と3人暮らし。
幼稚園児と新生児の日々の世話に加えて、引っ越し準備、スペイン語の勉強と
記憶がないくらいのフル回転。精いっぱいの日々。
それが、渡航直前になって、
連日、色々な人が会いに来てくれて、
応援され、お別れを言われて、
スペイン行くことが急にリアルになって
ウルウルの毎日で。
私的には結構耐えていたんですが、
でも、最後に大好きな会社の先輩が「元気でがんばんなさいね」って
ぎゅーーっと思いきりハグしてくれたときは
一気に気がゆるんで、見送りながら号泣。。。
そうしたら、
娘は家に帰ってぐりぐりぐり・・・と絵を描いて。
はい♪と。
そこには、こう書いてありました。
<みんないっしょだからだいじょうぶ>
そのひらがなで書いた言葉をまるで囲んで、
まわりに家族4人の顔が描いてあって。
そうかあ。そうだよねえ!と。
いやー4歳だったのに、器が大きくて。
娘よあっぱれと感動したものです。
さて、それから随分して、欧州生活半ば、
娘がやたら絵をくれるときがあって。
で、絵をもらって何枚目かに気付いたんですが、
かならず私の顔の横にふきだしがあって、
<同じセリフ>を言っているんです。
それは
<がんばるぞ!!>
見ると、わたしは片腕をつきあげていたり、
なんだか勇ましく、意気込んでいます。
実際の絵がこちら↓
これいつも描く娘の絵と違って、
目が吊り上がってて。
もちろん本人に悪意はないんです。
でも、ハッとしました。
きっと今のわたしは、
こうやって「がんばるぞ!」って一人で意気込んで、
すごく力が入ってるんだろうって。
思えば、
第三子妊娠、引越し、出産、月金出張で不在の夫などいろいろあって、
平気なふりしても、実はとても疲れていて。
赤ちゃんだった末っ子に癒されて、
周りの方にもたくさん助けていただいて、
よいパワーもいっぱいもらって、
ハッピーな時間もたーくさんあったんです。
けれど一方で、
でも日々やらなきゃいけないことはあって。
こんなお母さんでいたい、という理想もあって。
忙しすぎる夫とすれ違うことも多くなり、
実際は体も気持ちも追いつかず、ほころんで。
不機嫌だったり、
自分でもコントロールできないほど、
いらいらする瞬間があったり、
1人で虚しさにおそわれているときもありました 。
こどもって本当によく見てるなあって。
娘も、きっと深いところでぜーんぶ分かってて。
でも!ここが子どものすごいところなんですが、
ぜーーんぜん母親のことを責めてないんです。
案外大らかに受け止めたり、
自分の言動によってさらにエールを送ってくれたり。
( 先日、ある方から、
子どもはだらーっと部屋で過ごすことで、
「お母さんも、もっと力抜いてだらっとしなよ」
ってメッセージを送っているみたいよ、
という話を聞いて納得しちゃいました )
娘の場合は、この時、絵で
「がんばらなくていいんだよ」って
言ってくれてたんだなあと。
今さらじんとします。
小さかった娘からのエールの話はこちらにも↓↓↓
(わたし娘に応援されっぱなし・・・)
そして、最近描いてくれる似顔絵はこちら↓
画風が違うとかつっこまないでくださいね(笑)
にっこりしててうれしい♪♪
だって、本来のわたしは、
マイペースで、
明るくしていることが好きで、
面白いこといって笑う人だったんだから。
目を吊り上げて、がみがみ。
そんなキャラじゃないんです。
妖怪がとりついてたね(笑)
小さいときは家族の役に立つ調整役の
「いい子」でいようとしていたし、
主婦、母親、そういう役割に自分がなった瞬間から、
なんだかまた、
<主婦だから~でなければ/してはいけない>
<母親だから~しなければ/~してはいけない>
みたいな呪縛にかかっていたんですね。
で、理想どおりにできない自分を責める。
負のループ。
誰も直接わたしに言ったわけじゃないのに。
自分で思いこんでただけなんです。
もう呪縛はほぼ脱ぎ捨てたれたかな~
コーチングをきっかけに、気づきが気づきをよび、
かる~い心を取り戻してきている私です。
どうやって?
それは話せば長くなるので
また今度~