3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリで暮らしてきた3児の母からの欧州の風便り。長年の主婦生活で抱えていたいらいら&もやもやをコーチングがきっかけで払拭。あなたはあなたのままでいい。みんなちがってみんないい。一緒に「よい母親」より「幸せな母親」になりましょう。

2度目のごあいさつ

随分ご無沙汰してしまいました。

ここのところ、大きな心境の変化があり、

仕切り直しのごあいさつです。

 

以前も書いたのですが、

このブログは、第一子出産とともに仕事を辞め、

専業主婦生活10年になる煮詰まり気味の私にとって、

ささやかな「私として生きる」ための一歩でした。

 

もちろん、単純に、

経験したことを共有したい!という気持ちからでもあります。 

 

フェイスブックでシェアしていただいたり、

応援するメッセージもいただきありがとうございます!

 

ところで、今回、何を仕切り直しするかというと、

書くにあたっての私の気持ちです(笑)

これからは、もう少し自分のことをさらけ出していこうかと。。

母として、女性として、煮詰まっていた心のこと、

そしてそこからどう脱却したのかという話です。

 

結婚生活の前半を日本、後半を欧州で暮らす機会に恵まれ、

3人の子どもにも恵まれ、

そもそも、なにを「もやもや」?なにを「いらいら」?

とお思いでしょうか。

 

必死にスペイン語を学び、

4歳児と0歳児を連れてバルセロナに着いたのは5年前。

その後、小学生と2歳児を連れて、地獄の妊婦引っ越し。

ロンドンにて出産。

テロ直後に、三児の母としてパリに引っ越しました。

 

いやはや。母親とは本当にハードワークですね。

特に授乳期の子どもがいると、もう起きた時点でへろへろ。

そこへ背後から幼稚園児が襲い掛かる、、そんな日常です。

そう。生活のルーティンはどんな街に住んでいようが、変わりません。

専業主婦ですから、まさに24時間子どもとともにある日々。

 

海外の場合、言葉の不自由さも知らず知らずストレスとなります。

また親兄弟などの身内が近くにいるわけでもありません。

(日本でも核家族でそういう状況は珍しくないと思います)

そして、どこにいてもよく働く日本人の夫たち!

ロンドン時代の夫は、月~金で出張、土日に帰宅という生活でした。

これって一緒に住んでる意味あるの?っていう。。。

第3子出産と、3児の育児スタートはそんな環境でのことでした。

 

前向きさがウリの私でも、引っ越し疲れとともに、

もう本当に気力体力の消耗が激しく、

時に異常にいらいらし、時にぷつんと何かが切れて、涙が出てきました。

そんな自分をあの手この手でいなす日々。

 

睡眠重視。

手抜き料理、手抜き家事。

八方美人に予定を詰め込まない。マイペース。

育児だけで凝り固まる脳みそがおそろしく、

授乳しながら、狂ったようにTEDを見ていた時期も。

さらに、断捨離してみたり、こんまりしてみたり。

最大の楽しみは、人と会うことが大好きなのでお友達を家に招くこと。

どれも、その日は楽しい。

 

でも、、、

いらいら&もやもやの根っこは全然消えず、

たまに帰宅する夫とは、ささいなことで口論がたえなかったのです。

それはそれは落ち込みました。

家の中の唯一のまともな会話相手、パートナーである夫と心が通わないなんて、、と。

 (当時の率直な気持ちです)

 

「いつか振り返れば、今この瞬間も幸せだと思うに違いない」

と何度遠い目をしたことでしょう。

 

でも、幸せってそうやって義務感で感じるものじゃないですよね。

どこに住んでる、何を持っている、じゃない。

いかに心が満たされて暮らしているかが重要なんだと

私はつくづく感じていました。

 

夫にいらいらしている自分も嫌。

そのいらいらを娘にぶつけている自分も嫌。

母とのコミュニケーションに振り回されている自分も嫌。

自分の一番大切な人たちにやさしくできない私って何だろう、と

今思えば、自己嫌悪をいっぱい抱えていたのです。

 

いらいらしないで、心から笑って暮らしたい。

 

そんな気持ちが頂点に達したとき、

ある人のサイトにビビッときて、コーチングを受けてみることに。

 

オーストラリア在住のフードコーチ、マーシャン祥子さん

HOLISTIC FOOD JOURNEY

 

そうして、自分と向き合ってみたら、

分かるわ分かるわ、自分のこと。

分かるわ分かるわ、夫のこと。

自分を苦しめていたものの正体※がわかり、

それを笑い飛ばしたとき、なにかがすーっととれていきました。

(※全部自分の心がつくっていたものでした)

 

長年、いかに自分を放ったらかしにしてきたかも分かりました。

自分ひとりで自由になる時間なんてほぼなかったんです。

そしてそんな時間をとることも「できない」し、

「してはいけない」と心の奥底で思っていました。

そんな時間を積み重ねると、自分が何者か?何が好きか?も思い出せなくなるのです。

 

そこそこ波乱万丈な自分の人生を振り返り、

自分の性質や、経験から学んだことを見ていったとき、

 

「私、がんばってきたな」

「私、そのまんまで価値があるんだ」

「私、そのまんまで愛されてたんだ」

 

自分で自分を受け入れられたとき、本当に力がみなぎりました。

「よき母」っていう大蛇のような呪縛があったんだな。

 

そこからの人生の気づきが気づきを呼び、

もう悟りの境地(笑)

まるで憑き物が取れたかのような最近の私です。

夫や子どもを変えたのではなく、自分が変わったんです。

視点を変えると、心がこんなに軽くなるのだと。

 

夫の発言にもいらいらしない!

そして、子どもへのいらいらもほぼなし!?うん。

なんだか大きな器になって、やたらいとおしい。

 

この経緯にまつわる話は、 

このごあいさつには内容書ききれないので、

おいおい書くとして。。 

 

以前、岸恵子さんが

実り多い人生にするために大切なこととして、

こんなことをおっしゃっていたそうです。

 

「心の窓を大きく開けて、外の新しい風をいれること。

 窓は自分で開けるしかない」 

 

このブログでは、ひきづつき、

国内外、通算14回に及ぶ引越し人生の中で培った人間観察力による(笑)

人間エッセイをどんどん書いていきますね。

 

さらに、私の10年間の育児奮闘記、

ここ5年間、バルセロナ・ロンドン・パリという欧州三都市で見てきた

日本とはまた違った「女性」や「夫婦」「家族」の姿も。

 

そして今回、

 

「〈よい母〉より〈しあわせな母〉になろう!」

 

と決意した私自身の心の変化、気づきを

皆さんにシェアしたいと思います。

 

そして、その中の何かが、女性、

とくに、いらいら&もやもやの気持ちを持ちながら

がんばっているニッポンのお母さんたちにとっての

「新しい風」になることを願っています。

 

これからもお付き合いくださいませ。

 

※カテゴリー分けを変更しました。

ご興味あるところから覗いてみてくださいね。