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3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリの欧州3都市で3児の母をしながら見たこと、感じたこと、学んだことをエッセイのように綴っています。日本での育児についても。

パリでスリに遭いました・・

パリ生活

先日、海外生活5年目にして初めてスリに遭いました・・・

 

平日、午後2時過ぎ。

ATMで150ユーロおろした私は、

子どもの学校へ行くためにバスに乗って。

着席シートが満席+数名くらいの混み具合。

いつものように後部入口すぐの、

ベビーカー置き場にベビーカーを置いて、そのすぐ後ろに立っていた。

 

もうすぐ降りるバス停。 

ものすごーく寒い日で、手がかじかんで

両手打ちでメッセージを打っていたiPhoneを

斜め掛けにしたいつものバッグにしまおうして、

 

あれ????

ぺしゃんこだ・・・え?やられた??

携帯触ってるんじゃなかった。

でもかばんは体の前にあって、私の体はぴったりベビーカーにくっついていた。

マグネット式の蓋を開けられたような感触は感じなかった。

知人がされたように底をナイフで切られたのかとカバンをひっくり返す。

切られてない。

そもそも、乗車中、人と触れ合ったこともなかった。

カバンはずっと前にあったのにどうして?どうやって??

 

周りを見渡す。微笑む老人と目が合う。

 

なに?いつ??

あっっ降りなきゃ!

 

すられた瞬間を全く把握できなかった私は、

まるでマジックにかかったかのような、きょとん状態。

 

まさかそんなはずはと、

ぺしゃんこバッグを叩いてみたり、ふたを開けてみたり、

もしやベビーカーのどこかに財布があるのじゃないかとのぞいてみたり、

無駄な抵抗を試み、そして現実を受け入れた。

まずいな。事務処理-----っっ!!

 

幸いにも、パスポートも、フランスの居住許可証も、

車の免許証も入れていなかった。

ID関係を失くす方が手続きが面倒なので、

夫はそのことをよかったと言った。

夜中の日本にも電話し、処理処理処理。

路上にいたから車の音で、日本のカード会社の人の声がとおいとおい。

 

「カードを停止いたしました。

 後日新しいカードをご実家に送付いたします」

 

ふうやりきったぞ!!

そして、どーんと凹む・・・・

 

私は用心深いほうで、

普段からバッグをぽんと置いたりしないし、

周りも用心深く見るし、

斜めがけしているバッグは必ず前にしているし、

カード決済時も暗証番号を見られないように、とか

いちいち気を付けるタイプ。

 

6年前に日本から出張中の夫がパリオペラ座前で

署名活動を装った女性たちにすられたと連絡があったときには、

内心「わきが甘いんじゃーー!」と思ったっけ。

 

はあ、やっちまったなあーーー

バルセロナ、ロンドン、パリ、そして旅行先、

5年間ノー被害でやってきた自負がもろくも崩れ去りました。

これが「慣れたころに」ってやつか。

 

警察に被害届を出さないと証明書がもらえないので、 警察に。

「現場近く」の警察に行ったところ、

「現住所近く」の警察に行くように言われ、

翌朝、指定の警察に行くと、

クレジットカードを止めたとはいえ、

一日はおかしな引き落としがないか様子を見なさいと言われ退散。

そして翌朝一番、3度目の正直で書類作成と相成りました。

 

警察のお兄さんが英語ができたことと、

日本を旅行したことがあるとか、

お好み焼きが好きだとか言っていて、

警察で「間抜けな日本人」として馬鹿にされるのでは

と思っていた私はやや癒されて。

 

友人から聞いた話では、

・その路線のバスにはスリが常駐している。

・本当は財布よりiPhoneがほしいらしい。

・娘の学校の父兄が何人もiPhoneや財布をすられている

 

後日、法廷通訳として警察にもよく出入りしている

フランス語の先生に話したところ、

・組織犯罪で犯人はひとりではない

・おそらくATMで下したところを見られて、つけられたか、

 別のバス停付近のメンバーに知らされて実行された

・路上でも、バス内でも、触れ合ってないとなると、

 バスに乗り込むとき、両手でベビーカーを押し上げているときに

 一緒に乗り込みながら財布を抜いた。

・思ったより金額が少ない!って犯人は思ってるかもって(おいおい笑)

という総括でした。

 

犯人の顔を知らないから警察にそれも言ったのですが、

思えば3人くらいの若い男性が乗ったと思ったらすぐ降りてしまって、

??なんでだろう、とは思ったんだった。

あれは、乗車時にもう目的を達成したからだったのかもしれない。

 

それから、子どもを引き取り、彼らの元気な笑顔を見て、

財布は盗られたけど、子どもは3人とも元気でここにいる。

最悪の事態ではない。大事なものはここにある。

と妙に感動してしまった。

 

その後、友人たちに話すと、出るわ出るわ被害話。

・子連れで歩いているときに、道端で若者数名に囲まれ恐喝。

・ギャラリーラファイエットのエスカレーターでバッグを開けられるも、

 子どもの手を引いていたのでバランスがとれず、十分に抵抗できなかった。

・道で女性に後ろから両脇を抑えられ、その間に別の女性が財布を抜いた。

などすべて子連れ日本女性の体験談。

 

暴行に近いものも含め、パリのスリものすごく多いです。

彼らはプロです。

本当にまずい状況になったら、抵抗しないこと。

できそうなら、周りに助けを求めましょう。

 

みなさんの教訓になりましたら幸いです。