3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリで暮らしてきた3児の母からの欧州の風便り。長年の主婦生活で抱えていたいらいら&もやもやをコーチングがきっかけで払拭。あなたはあなたのままでいい。みんなちがってみんないい。一緒に「よい母親」より「幸せな母親」になりましょう。

掃除の行き届いた街はどこ?

バルセロナからロンドンへ引っ越したとき、

ロンドンって汚いかも??と思った。

 

道を歩くと、レジ袋に入った食べかけのテイクアウトや、

空き缶などごみが散乱している光景もちょこちょこ目に入る。

 

ぱっと見、レトロな景観の閑静な住宅街でも、

ひとたび管理されていない空き家となると、

前庭に大型のごみが積み上がっていたり(それもずーーーっと)、

二階の割れた窓からは鳩が出入りしていたり、すさんだ雰囲気を感じたものだ。

でもさすがロンドン。

建物自体は均整のとれた古いが趣のあるものが多く、

どこまでも広がる明らかに手入れされた芝生も美しく、

私たちが引っ越した6月は薔薇が最高に良い時期。

というわけで、写真を撮ったり、引きで見ると(!)実にいい街なのだ。

 

バルセロナは、というと、

公共のごみ箱が何メートル置きかにあって、みんなそこへ入れるし、

ディズニーランドか?というくらいに掃除してくれる

市からの掃除人がチームで頻繁にやってくるので、

道が散らかっているという印象はほとんどない。 

 

そして多くの人はピソと呼ばれるマンションに住んでいて、

マンション入口付近は、ポルテロさん(管理人)により、

常に監視され磨かれているので、

意味不明なごみが置かれていることもない。

青い空、並木道、背の高すぎないピソたち、公園、ガウディ建築、

そしてごみのない道に、よく焼けておしゃれを楽しみ闊歩する人たち。

実に健全な空気を醸し出す街であった。

 

現在住んでいるパリは、、、

曇りでもなお美しい景観を誇りつつ、

ひとたび路上に目を向けると

あちらこちらに無数に落ちているタバコ(※)、

また??というくらいにあるお犬様の落とし物(※)、そして鳩の落とし物、、、

子どもを歩かせると、

それらを踏ませてしまうこと、

転んで触ってしまうことがいやで、

つい「あーーーっ!!そっちだめ!!」と連呼してしまう。

いつ何を踏んでしまうかという危険と隣り合わせの街。

 

でも優雅で繊細なアイアンの窓柵のアパルトマンが連なる様子、

セーヌ川にかかる彫刻のビーナスが支える橋、

レトロな趣ある街燈、

足元はともかく、やはり抜群に美しいのですね、これが。。

 

 

※タバコと犬の落とし物については罰金が科せられるようになったようです。

 でもよくあるけどね。。