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3児のママが見たヨーロッパ

バルセロナ・ロンドン・パリの欧州3都市で3児の母をしながら見たこと、感じたこと、学んだことをエッセイのように綴っています。日本での育児についても。

はじめてのお産 4 出産直後に頭に浮かんできたこと

ついにやりきったぜ・・・ おなかに座らされるように置かれた赤ちゃんは、 火の玉のように猛烈に熱くて、 ずしーっと重く、 「いのちの重さ」そのもののようだった。 両手を広げて泣くその姿は、 今の今までおなかに入っていたとは思えないほど大きい。 私は…

はじめてのお産 3 やる気スイッチ

いよいよ、分娩台にのり、その時を迎えたときに、 早朝出勤組の助産師さんがわさわさとやってきた。 さっきまで助産師さん一人いるかいないかだったのに、 若い方、ベテランそうな方含め、 そりゃもうわっさわさやってきて、笑顔で私を取り囲み、 「さあ!が…

はじめてのお産 2 がっちがちやぞー

痛みを呼吸でなんとか流そうとして、深く呼吸をしすぎた。 手がしびれ、呼吸が苦しい。 やばい、これは過呼吸だな。 夫にビニール袋をもらうように依頼。 母が昔なって救急車で運ばれたのを見ていたから、 どうすべきかよく知っていた。 自分の吐いた息を自…

はじめてのお産 1 はじまり

10年前の第一子出産。 無痛分娩推奨病院での、自然分娩当日がやってきた。 たしか夜9時半すぎに、恥骨上部にぐりぐりくる違和感。 待ってましたとばかりに時間を計ると うん。めっちゃ規則的。 おおおお!!!ついに来るべき時がきたか!! よっしゃやったる…

バルセロナで食べた高級梅干しが教えてくれたこと

バルセロナで暮らして2回目の夏に、 夫の職場に日本からの出張者が来て、 日本土産だと美味しそうな梅干をくださった。 たまーに来る出張者からのお土産は ときにお茶漬け、ときにラーメン、ときに日本のお菓子。 日本のものが恋しいわれらとしては、どれも…

たくみお姉さんの歌が教えてくれたこと

バルセロナに渡航して1年くらい経って、 ふと「おかあさんといっしょ」のCDをつけた。 そして聞こえてきた、たくみお姉さんの歌声。 ♪やさしいこえが さあおいで~♪♪ な、なんだろう、この繊細で可憐な音は。 日本で長女を育ててるときに何度も聞いたはず…

パリの託児所の先生から学んだこと

我が家の3番目、末っ子はただ今2歳4か月。 最近、週2回フランスの託児所に通わせ始めた。 私は長女の幼稚園入園以来、5年ぶりの一人時間を獲得し、 カフェでコーヒーを飲んだり、背筋を伸ばして颯爽と(の気分!) 行きたい店を渡り歩きながら、いいね…

パリでスリに遭いました・・

先日、海外生活5年目にして初めてスリに遭いました・・・ 平日、午後2時過ぎ。 ATMで150ユーロおろした私は、 子どもの学校へ行くためにバスに乗って。 着席シートが満席+数名くらいの混み具合。 いつものように後部入口すぐの、 ベビーカー置き場にベビ…

フランス語のずきゅんワード

こちらの人は知らない人同士でも、よく声をかけあうのだが、 代表的なのが、体や荷物が相手に触れたときや、 相手の道をふさいでいた、なんて時に、 「Pardon! パードン」と声を発すること。 フランス旅行しただけでも何回聞くか分からないだろう。 私は学生…

頭上注意で歩きましょう

バルセロナであった本当の話。 娘を学校に送り、息子をベビーカーに乗せて、 マンション(ピソ)が並ぶいつもの道を歩いていると、 背中に風を感じたかと思ったらドンっ!とすごい音。 思わず身をかがめ、振り返ると、 な、なんと!!! レンガが一つ、木っ…

ポーランドからきたパリの運転手さん

海外でタクシーに乗るときはどうも緊張する。 密室だし、やはり感じの良い人がいい。 他にも、 最短の道を通ってくれるだろうか・・ ぼったくられないだろうか・・ と基本的な心配も。 それに、私はもともとおしゃべり好きなので、 タクシーでは世間話でもし…

美人姉妹に不思議がられたこと

バルセロナ時代のこと。 娘の通学途中、バスでよく会う同じ学校の女の子たちがいた。 娘の学年の一つ上と一つ下の姉妹だ。 どうやらお金持ちのお家のようで、 いつもナニーと一緒に通学していた。 お姉ちゃんはちょっとおすましさんで、 かわいいというより…

魔法の言葉「マダム」

パリに住んで一年になる。 フランス語のレベルは挨拶とスーパーのレジ通過可能レベル・・ マルシェで込み入った会話とかはできない・・ 大抵のことを笑顔とジェスチャー、それに推測とウィで乗り切っている(笑) 以前住んでいたバルセロナで使っていたスペイ…

日曜日のバルセロネータ2

住宅街に人影がない日曜日のバルセロナ。 みんな海や山に繰り出していたのだった。 (もしくは親族の家で集合ランチ) バルセロネータと呼ばれる海沿いを歩いて見える景色は 誰もが渇望するであろうビーチリゾート。 まぶしい! ビーチで焼いている人に目が行…

日曜日のバルセロネータ1

バルセロナの日曜日は不思議だった。 窓の外を見ても人がいない。 車も少ない。 しーん。。。実に静か。 確かに日本と違い、 日曜日はほとんどのお店が営業していない。 デパートもスーパーも。 だからそういう意味では静かなんだけれど、 じゃあこのピソ(…

フィリピン人ナニーのリン2

バルセロナの娘の学校で出会った美人姉妹のナニーをしているリン。 この日も通学中のバスで会い、 互いの子ども同士を一緒に座らせ、しばしおしゃべり。 私は先日の過ちを告白。。 「貴女のふるまいが本当のお母さんのようで、 この前、彼女たちの父親に、あ…

フィリピン人ナニーのリン1

バルセロナで幼稚園時代を過ごした娘は インターナショナルスクールに通っていて、 最初のうちは公共バスで通学していた。 通勤通学で混み合うバスで、 頻繁に会うのが、娘と同じ学校の小さな姉妹。 お人形のように目がくりくりとした金髪美人姉妹だ。 彼女…

通勤地獄@日本

妊娠の経過は人それぞれ、とはいえ、 首都圏のあの満員電車通勤というのは、 健康な大人でも辛いのだから、 まして妊婦や、 その他心身の病気を抱えた人には本当に酷な場所だなと思う。 第一子妊娠中にはまだ仕事をしていて、 私は田園都市線を端から端まで…

無痛分娩か自然分娩か@日本

9年前の1人目の出産は、 当時住んでいた家から最寄りの産院だった。 それがたまたま、日本では珍しく無痛分娩を薦める産院で、 無痛で産みたい妊婦さんが遠くからもやってきているようだった。 この産院の看板には、 各種分娩方法取り扱いと書いてあり、 無…

イギリス人は絨毯がお好き2

ロンドンでの家探しで、 イギリス人がいかに絨毯好きかが分かった。 (しかもwall to wallの敷き込み!) 見れば、絨毯専用掃除機も普及していて。 そういえば、掃除機のダイソンは アメリカブランドだと思っていたらイギリス発だそうで。 絨毯王国→→→ダイソ…

イギリス人は絨毯がお好き1

バルセロナからロンドンへの引っ越しが決まって、 家探しに渡英し、不動産やさんと家を回って驚いたことの一つが、 イギリスが絨毯王国であること。 部屋一面、いや、一歩入った玄関から階段、各部屋にいたるまで すべて敷きこんでいる家が多いことだった。 …

バルセロナで見た3人家族のシルエット

バルセロナに来て最初の仕事は、娘を学校に朝夕送迎することだった。 4歳の娘の手を引き、8か月の息子が乗ったベビーカーを押しながら、 朝の通勤通学で混雑するバスに乗る。 とても混んでいても、ベビーカーでおずおずと進んでいくと、 自然と道をあけてく…

育児書よりためになった老夫婦の言葉@日本

第1子妊娠中の話。 仕事が産休に入ったらどんどんお腹が膨らむから不思議である。 臨月は夏だったし、誰も目からも妊婦であることは明らかだった。 1人で電車に乗っていると、いかにも品の良い老夫婦が乗ってきた。 目と目が合って微笑みあう。 私の隣に奥…

バルセロナで見た挨拶習慣2

バルセロナではいつでもHola!と互いに挨拶すること以外にも、 「目と目で会話する」という楽しい体験を日々させてもらったと思う。 特に、ベビーカーを押したり、子どもと手をつないで歩いていると、 かなりの確率で、向かいから来た人と目が合う。 また改め…

バルセロナで見た挨拶習慣1

バルセロナで暮らして好きだったことは ありとあらゆる場面で、親しい親しくないに関わらず、 必ず声に出して挨拶をするということだ。 それもどんな時間帯、どんな相手でも オラ!(Hola!)と声をかければよいのである。 スペイン語を習いに行って、 こん…

三都市の印象1

バルセロナからロンドンへ引っ越したとき、 ロンドンって汚いかも??と思った。 道を歩くと、レジ袋に入った食べかけのテイクアウトや、 空き缶などごみが散乱している光景もちょこちょこ目に入る。 ぱっと見、レトロな景観の閑静な住宅街でも、 ひとたび管…

スペイン人のおうちは片付いている3

バルセロナ暮らしで、印象的だったことの一つは モップ。 どこでも誰でもモップ。 モップって、あの、床磨きのモップ。 モップはスペイン人が考案した掃除用具だそうで、 スーパーに行けば、柄から床のタイプに合わせた先端部分まで 各種置いてあった。 当時…

スペイン人のおうちは片付いている2

その美容師さんが 「スペイン人の家は 突然の来客でもどうしてリビングがこんなに片付いているのか」 と現地の友人・家族に聞いたところ、 「リビングはいつでも人を招けるパブリックスペース。 子どものおもちゃや色彩の悪いものは置かない」 との返事だっ…

スペイン人のおうちは片付いている1

日本の場合、子どもが小さいと、 目の行き届くところで遊んでほしいと、 リビングで遊ばせている方は多いと思う。 我が家も長女を育てている頃は、 リビングとそれに続く和室におもちゃや絵本をしまっていた。 それなりに片づけていても、散らかすのはあっと…

はじめまして

パリ在住、3児の母です。 「ちゃんとお母さんをやってみたい」 そう思って、 第1子出産を機に、天職だと思っていた仕事を辞めたのは10年前。 理想に燃え、専業主婦になるのは簡単でしたが、 私にとって、専業主婦で居続けることは容易ではありませんでし…